59 : ひみつ ページ9
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亡くなった日、伯父は私達と同じ和歌山県からやって来てくれる事になったが、伯父を待つ間、伯父が依頼していた葬儀社に私が代わりに連絡をした。
彼は、呆然としていて何も手に付かない状況だった。
和歌山県から宮城県迄、伯父は12時間も掛けて運転をして来て、流石に驚いたが、私の顔を見るなり少し涙ぐんだ。
「 初めまして。Aさんとお付き合いをさせて頂いている新島 翔吾と申します。 」
「 Aから話は聞いてる。Aをひとりにしやんでくれて、おおきに。後の事は全て任せなさい。 」
どんな反応をされるか考え過ぎていた様だ。
親戚の伯父と言うイメージの伯父は、私の事も甥の恋人として認めてくれた。
伯父が主体的になり、葬儀社と葬儀の日程や参列者等の話をしている中、私は伯父に頼まれて母親の勤めていた会社に連絡をしていた。
父親はホテルマン、母親はシェフ。
母親の勤めていた中華料理屋に連絡をして、母親が亡くなった事を知らせた。
事故に遭った事は彼の方から連絡が行っていたらしく、亡くなった事も特に驚いていなさそうで、葬儀には参列させて欲しいと言われた。
母親の人柄を私は詳しく知らないが、何となく、多くの人間に愛されていたのではないかと思っている。
『 11月21日( 木曜日 )』
亡くなった翌日、納棺をする事になった。
母親の遺品を入れる事になり、彼は母親が仕事で使っていたエプロンを選んだ。
エプロンと共に母親の遺体が納品され、その瞬間を見ていても、彼は泣かない。
その日の夜、宮城県で通夜式を行った。
本当は和歌山県で行いたかったと彼は言うけれど、早くに供養をした方が母親の為になると伯父に言われ、渋々納得していた。
『 11月22日( 金曜日 )』
本日が最後の日。告別式だ。
私も参加させて貰った。
彼の親族が多く集まり、母親の友人や仕事の関係者もやって来て、凄い大人数の告別式だった。
私の事を伯父は" Aの恋人 "と包み隠さずに紹介してくれて、私はその度に気を遣われた視線を向けられたが、気にしなかった。
火葬・初七日法要・会食を終え、多くの人に悲しまれた母親の供養は終了した。
『 2025年1月7日( 火曜日 )』
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紗枝(プロフ) - 子羊さん» お早う御座います。子羊さん、ご無沙汰です😀コメント有難う御座います！皆様にパートナーシップ制度の理解が、浸透する事を願って書きました☺️今後の作品も楽しみにして頂けると、幸いです🫶 (1月24日 12時) (
レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
子羊(プロフ) - 秘密の恋人、完結おめでとうございます！パートナーシップ制度の事が詳しく知れて、とても面白くて勉強になる作品でした。次の作品も楽しみにしてます！ (1月24日 2時) (レス) @page31 id: d689fcbe75 (このIDを非表示/違反報告)
紗枝(プロフ) - ゆず塩さん» こんばんわ。コメント有難う御座います！楽しんで頂けて幸いです🌟これからも是非、見守って頂けると幸いです😀 (1月23日 23時) (レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - 完結お疲れ様でした！最初から最後まで本当に考えることができる作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました！他の作品も楽しみにしています！！ (1月23日 23時) (レス) @page31 id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
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