非リアでごめん ページ30
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貴「＿＿そうですね、昔のフォームと比べて強いて言うなら、助走幅が狭くなってると思います。」
東峰「あーだからか！！」
あの後部室から逃げるように飛び出した僕たちはギャーギャー騒ぎながらも準備を終え、現在いつも通りの部活中。
部活に戻ってきた東峰先輩は未だスパイクの際の違和感が抜けきれていなかったらしく、そこで捕まった僕は東峰先輩のフォームを修正。
記憶の中の東峰先輩のフォームと照らし合わせながら現在のフォームと違う点を伝えれば、本人も思うところがあったらしく納得したようにポンとてを叩いた。
貴「…あとは背中の反りですね。」
西谷「ホラ旭さんストレッチサボるから！！！」
東峰「スミマセン……。」
どこからか湧いて出た西谷が、僕の後ろから左腕を伸ばしてビシッと東峰先輩を指差す。その指先を掴んで下ろしながら、まぁストレッチは大事ですねと西谷に便乗した。流石に先輩に指をさすのはいかがなものかと思うが。
左腕を抑えられた西谷が右手を伸ばそうとするのを制しながら、あとは特に変わりないですねと頷く。
歩幅と…背筋。自分に言い聞かせるように呟いた東峰先輩はグッと背中を少しだけ伸ばすように胸を張った。
烏養「東峰〜」
東峰「あ、はい！」
その直後、東峰先輩が烏養コーチに呼ばれる。
こちらに手を2回3回振ってから小走りで烏養コーチの方へかけていく彼の背中を見送っていれば、西谷が僕の肩を叩いた。
なんだと振り返れば、真剣な表情をした西谷。あ、嫌な予感がする、と瞬時身を引こうとするが、肩を叩いた手がそのまましっかり固定されているため上半身がびくとも動かなかった。
西谷「Aモテてねーんだ。」
貴「あーーーー。」
悪意のないその純粋で濁りのない瞳で言われるのだから余計ムカつくのだ。堂々と同じ轍を踏んでしまった僕にも非があると言われてしまえば、何も言い返せないのだが。
西谷「じゃ、バレンタインとかも貰ってねーの？？去年何回？？」
貴「……ゼロ。」
ぷいとそっぽをむきながら答える。西谷から視線を逸らしていたためその時どんな表情をしていたか明確にはわからないが、もう声だけでも予想できた。
西谷「っうぉいマジかよ！？俺3個！！！」
おそらく喜色満面、今世紀最高の笑みだろう。
どうせ目を輝かせているであろう隣の西谷に、僕はケッと分かりやすく口角を下げた。
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雨智よゐ(プロフ) - 由香さん» 応援ありがとうございます！こちらこそ、このような駄作をいつも呼んでくださりありがとうございます…。なかなか更新ができずご迷惑おかけしております、大変申し訳ございません…。これからも作品の方をご愛読してくだされば嬉しいです！ (6月25日 16時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
由香(プロフ) - 忙しい中での更新ありがとうございます！体調など無理せずご自身のペースで頑張ってください！いつも楽しいお話ありがとうございます！これからも応援してます！！ (6月20日 22時) (レス) @page50 id: b1fe3ea9c5 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玄狐さん» ということは3週目…！？読み返してくださりありがとうございます！これからも新しく筆を進めていこうと思いますので、応援よろしくお願いします！ (6月18日 22時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
玄狐 - 久しぶりにまた読みましたが、一周目と二周目に劣らず面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (6月17日 17時) (レス) id: bd7e9ab3a9 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» 6周目……？？？？(宇宙猫) こんなに長くてダラダラしたお話をそんなに読み込んでくださるなんて……なんという幸せ……？？？お忙しい中お時間頂いております、いつもありがとうございます……。これからは更新頑張りますので、ご愛読くだされば嬉しい限りです！！！！ (6月11日 23時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年10月2日 0時
