印象操作を失敗 ページ28
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田中「……………ごめん、それを信じれないことが悔しい。すっげぇ悔しいけどコレだけは聞かせて。なんで？？？」
僕の肩を両手でしっかりと掴みそのままユサユサと揺さぶる田中。
そんなこと僕に聞かないで欲しい。自分で言うのもなんだが、中学の時はそこそこ…そこそこだった筈である。
西谷や田中のように��モテたい����彼女欲しい��という強い気持ちがあるかと聞かれればそういうわけでもないのだが、僕だって高校生男子。バレーが恋人とかふざけたことを抜かすつもりもない。
田中に揺さぶられるままに視線を合わさずにいれば、僕の肩を掴んでいた田中の手を縁下が優しく離させた。流石に天野の首が折れるからやめろ、と縁下は笑う。僕はそこまでヤワじゃないが。
田中が振ってきた話題のせいで多少ダークな気分になった僕は、少し俯きながら制服のシャツを脱いだ。
ロッカーの奥に上半身を突っ込んでバックから部活Tシャツを取り出しながら、横目で二人の方を盗み見た。田中は顎に手を当ててぶつぶつと何かを考え込んでいて、縁下は思わずと言わんばかりに声を殺して笑っている。
失礼なやつだなと思って「何で笑うの」と縁下を多少睨みつけて怒れば、彼は息を少し整えてからようやく口を開いた。
縁下「天野本当に自覚ないの？」
自覚？何の話かわからない。田中と同時に首を傾げた。
モテない理由とかそういう話だろうか。その話題は個人的にはもう終わった気でいたため、少し気分が沈む。
ましてや自分のモテない理由…つまり欠点と言われてしまえば、やはり気分が沈む。どんな罵詈雑言が飛び交うのやら……縁下は意外とそういう奴だと身構えた。
縁下「天野、入学初日に女子二人泣かせたでしょ。それで��天野Aはやべえ��って噂が回ってる。」
貴「…………………あ。」
田中「は？？？ガチで何してんのお前？？？」
縁下に言われて記憶を二年前に遡り……そういやいたなそんな人たちと首を縦に振った。その瞬間田中からの圧がすごかったが。
再び彼に肩を強く掴まれた僕。女子泣かせるとかホントサイテー信じらんない、と何故か微妙に口調がJK化していたがそのフィジカルは依然として息を呑むものがあった。
違うあれは不可抗力で、と僕は小さく手を振って否定する。それに勝手に泣いたのはアッチだし、と言えば、次の瞬間田中からの鉄拳制裁がくだった。こいつの女子に対しては妙に紳士な部分なんなの、と涙目になりながら縁下に訴えた。
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雨智よゐ(プロフ) - 由香さん» 応援ありがとうございます！こちらこそ、このような駄作をいつも呼んでくださりありがとうございます…。なかなか更新ができずご迷惑おかけしております、大変申し訳ございません…。これからも作品の方をご愛読してくだされば嬉しいです！ (6月25日 16時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
由香(プロフ) - 忙しい中での更新ありがとうございます！体調など無理せずご自身のペースで頑張ってください！いつも楽しいお話ありがとうございます！これからも応援してます！！ (6月20日 22時) (レス) @page50 id: b1fe3ea9c5 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玄狐さん» ということは3週目…！？読み返してくださりありがとうございます！これからも新しく筆を進めていこうと思いますので、応援よろしくお願いします！ (6月18日 22時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
玄狐 - 久しぶりにまた読みましたが、一周目と二周目に劣らず面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (6月17日 17時) (レス) id: bd7e9ab3a9 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» 6周目……？？？？(宇宙猫) こんなに長くてダラダラしたお話をそんなに読み込んでくださるなんて……なんという幸せ……？？？お忙しい中お時間頂いております、いつもありがとうございます……。これからは更新頑張りますので、ご愛読くだされば嬉しい限りです！！！！ (6月11日 23時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年10月2日 0時
