野望大暴露 ページ26
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田中「俺はスガさんみてぇにモテるわけじゃねえんだよ！！いいだろ僻んだって！！いいだろ望んだって！！」
縁下「虚しすぎるんだけど。」
貴「菅原先輩は仕方ないでしょ、田中と違って顔も性格も…。」
田中「同級生が辛辣すぎるんだけどどうすればいい？」
冷たい視線を送る縁下にやられたようで、田中は開けていたロッカーの扉を力任せに叩きつけるように閉めてから部室の隅に縮こまった。
僕はまだなにも言ってないじゃん、と軽く首をすくめる。それでもお前は縁下と同罪なんだよ、と彼は恨めしい顔でこちらを睨んだ。迫力がある。
田中「どうせ俺と違ってスガさんは顔も性格もイケメンだよ！！コノヤロォ〜〜…！！」
貴「��女子ウケがいい��って言おうとしたんだようるさいな…田中もかっこいいんじゃないの。」
田中「……天野………トゥンク。」
貴「キツい。」
少女漫画にありがちなときめきのオノマトペをわざわざ口に出して目を輝かせた田中。
いつもの眼光鋭めの厳つい顔は、一瞬のうちにパチパチの二重瞼とバサバサのまつ毛が目立つものに早変わりした。SAN値が削られていくので少女漫画フィルターを纏わないで欲しい。
すっかり気分を良くした田中(扱いやすさレベルMAX)は、きのこでも生えるのかという先程のジメジメオーラを吹き飛ばしてロッカーの前に戻ってきた。
タオルタオル、と呟きながら少し音の外れた鼻歌を歌う彼の表情は明るい。どうやら先ほどの不機嫌はもう忘れたようだ。鶏かよ、と脳内でツッコミを入れた。彼は3歩歩くと忘れてしまうらしい。
タオルを肩にかけ、今度はシューズケースからバレーシューズを取り出す田中。それを横目で見ながら着替えるために制服のワイシャツのボタンを外していれば、田中は思い出したかのように「あ」と声をあげた。
田中「ってか、イケメンの話で思い出したんだけどさ。俺いつもすげえ不思議に思ってたんだけど、天野ってなんでモテないの？」
そんな問いかけに思わず「はぁ？」と半ギレで返してしまったのは不可抗力だと思う。
たしかに多少背は低いけど、その短所も打ち消すくらいの顔面偏差値だろコレ。そう言って不躾に僕の顔を指差す田中の指をはたき落とした。
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雨智よゐ(プロフ) - 由香さん» 応援ありがとうございます！こちらこそ、このような駄作をいつも呼んでくださりありがとうございます…。なかなか更新ができずご迷惑おかけしております、大変申し訳ございません…。これからも作品の方をご愛読してくだされば嬉しいです！ (6月25日 16時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
由香(プロフ) - 忙しい中での更新ありがとうございます！体調など無理せずご自身のペースで頑張ってください！いつも楽しいお話ありがとうございます！これからも応援してます！！ (6月20日 22時) (レス) @page50 id: b1fe3ea9c5 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玄狐さん» ということは3週目…！？読み返してくださりありがとうございます！これからも新しく筆を進めていこうと思いますので、応援よろしくお願いします！ (6月18日 22時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
玄狐 - 久しぶりにまた読みましたが、一周目と二周目に劣らず面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (6月17日 17時) (レス) id: bd7e9ab3a9 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» 6周目……？？？？(宇宙猫) こんなに長くてダラダラしたお話をそんなに読み込んでくださるなんて……なんという幸せ……？？？お忙しい中お時間頂いております、いつもありがとうございます……。これからは更新頑張りますので、ご愛読くだされば嬉しい限りです！！！！ (6月11日 23時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年10月2日 0時
