不用意 ページ39
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日向「スッとやって、サッですか！？」
西谷「違う！サッと行ってスッとやってポンだ！！」
日向「サッとやってスッと………？？？？」
西谷「お前のそれはサッじゃなくてザッなんだよ！ザッじゃなくてサッだ！！」
日向「ざ、ザッじゃなくてサッ…！！！！」
西谷「違う！！」
貴「西谷………。」
再び日向へのレシーブの指導を再開した西谷を眺める。しかし明らかに困ったような表情でオロオロしている日向を見て、呆れて思わず声をかけた。
こちらを振り返った西谷に、擬音で説明しちゃいくらなんでもわからないでしょ、と小声でアドバイスをする。そうか、と閃いた表情をして手を打った西谷は、ありがとうと笑ってまた戻っていった。
西谷「まずはな、Aのそばに駆け寄る感じで、素早くかつ軽やかに移動するんだ。その次にAの香りを抱きしめるように腕を伸ばし……」
田中「流石にアウトだぞお前」
…たしかにさっきよりは具体的になったと言える。言えるが、かなり気持ち悪い。
あの田中ですら止めに入るレベルであったため、流石にこの先は放送禁止とさせていただこう。西谷はどう工夫してもまともな説明ができないということがわかったので、西谷は影山にレシーブを教えることにして代わりに僕が日向に教えることになった。
貴「初歩中の初歩だけど、足は肩幅で軽く前後に…で、ボールが来ても腕は振らない。」
日向「ほうほう…」
貴「肘も曲げない。」
日向「な、なるほど…？」
貴「…膝は曲げて。」
日向「膝は曲げっ………。」
しかし日向はなかなか飲み込みが悪かった。一度にたくさんのことができないタイプである、そうだ単細胞だった。肘を伸ばしたら膝も伸びるのでどうしようかと思った。
今までは持ち前の運動能力で見よう見まねで習得していたのだろう。いざ頭で考えながら体を動かすと、なかなか思うように動いていない。
教えるのも難しいな…と一息ついた時、そういえば、と日向はその丸い目をこちらに向けた。
あの、天野さん。と話しかけてくる彼に首を傾げて続きを促す。彼はパチパチと数回瞬きをした後に、こう言った。
日向「��旭さん��って誰ですか？」
貴「！」
まさかその名前が日向の口から出てくるとは思っていなかったため、僕らは思わず目を見開いた。
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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください！お気遣いありがとうございます！ (2022年6月14日 22時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…！ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(？) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…！！これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜！🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ！体調にはお気をつけてお過ごしください！ (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年4月23日 0時
