再会 ページ33
.
澤村.菅原「「西谷!!」」
西谷「チワース!!」
開け放たれた扉から中を覗いた澤村先輩と菅原先輩が、彼の名前を呼んだ。元気のいい返事が返ってきて、なんだか少し鳥肌が立つ。
あまりの驚きというか懐かしさというか、そういうのが溢れて身体が動かなくなった。
澤村「あ、影山、日向!二年の西谷だよ!」
日向.影山「「あっ、チワース!!」」
西谷「おース!」
菅原「天野!西谷が帰ってきたぞ!」
どうやら体育館の中にいたのは単細胞二人組らしく、西谷との初対面で丁寧にご挨拶をしていたところだったらしい。
しかし入り口で固まっている僕を不思議に思ったのか、菅原先輩が僕の腕を引っ張って体育館の中に案内した。
貴「あ、ちょ…!」
西谷「……あ」
あの情熱的な目と目が合う。久しぶりに見た彼の目の奥にはやはり轟々と情熱の炎が揺らめいていて、骨の髄まで熱が伝わっていくような気がした。
沈黙が流れて数秒。普通じゃなさそうな気配を感じ取ったのか、誰かの固唾を飲む音が聞こえた。
そして、直後。
西谷「Aー!!!A、Aー!!元気だったかー!!会いたかったぞォー!!!俺がいなくて寂しい思いをさせ、ぐほっ」
澤村「あ!?おいこら天野殴るな!!」
貴「殴ってません、向こうが僕の拳にぶつかってきたんです。僕悪くないですよね?」
田中「屁理屈…!!!」
菅原「暴論ここに極まれりである。」
音速で僕の元へ走ってきて、ジャンピングハグをかまそうとしてきた西谷。
その前に拳を前に突き出しておけば、読み通り止まることができなかった西谷の鳩尾にクリーンヒット。西谷は膝から崩れ落ちた。馬鹿である。
西谷「A…俺はお前にやられるなら本望だぞ…ッウ…。」
田中「くっ…男だぜノヤっさん…!!」
貴「あの、気持ち悪いので近寄らないでください。」
西谷「見ない間にさらに冷たくなったりしたか??」
菅原「いや天野は元からこんなんだべ。」
.
1660人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください!お気遣いありがとうございます! (2022年6月14日 22時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…!ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(?) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…!!これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします! (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜!🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ!体調にはお気をつけてお過ごしください! (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしています!更新頑張ってください!! (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨智よゐ | 作成日時:2022年4月23日 0時