作るリラックス ページ3
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様子を見ていた先輩たちの目が丸まる。そりゃそうだ、田中がこんなにも気を遣えるセリフを言えるなんて思ってなかった。
ちょっとだけ見直す。先輩たちと並んで、僕も少し口角を上げた。
田中「あっでもサーブを打つ時だけは一人だからな！孤独だからな！ミスんなよ！サーブミスは即失点だからな！」
日向「！」
澤村.菅原「「ばっ、」」
直後。なんともいらない一言によって再び日向の体が硬直。先輩たちの口から「馬鹿野郎」という声が漏れかけていたのは、気のせいじゃないだろう。僕の表情筋は一気に無に返った。
冗談だぞと明るく笑っている田中の目の前に、日向はもういない。お腹を押さえながら飛び出していったところから見て、十中八九トイレだろう。
貴「…田中のせいだからね。」
田中「エッ俺なんかした…？？」
貴「とりあえず迎え行ってあげなよ、他校の人に絡まれてたら面倒だろうからさ。」
田中「えぇ、俺がァ？」
貴「迎え、行けよ。」
田中「ﾊｲ。」
数分後。試合が始まる前にちょっとしたアップを済ませていれば、日向と田中は戻ってきた。話を聞いたところ、らっきょうヘッドに絡まれたらしい。金田一勇太郎のことか…？？(正解)
トイレに行った時とさほど変わらない辛そうな表情で帰ってきた日向に他校の人にどんなことを言われたのか心配になる。
もしひどいことを言われたんだとしたら、そのらっきょうヘッドとやらは後でこう…キュッとしてやろう、体育館裏とかで。(不穏)
出会ってまだまだ日が浅いけれど、日向はうちの後輩だ。可愛いとは思わないし大切だとも特に思っていないが、一応後輩だ。手を出されるとムカつくのだ。
なんのために田中を迎えに行かせたと思ってるんだ、と田中の無能さに呆れながら、いざというときのために指をパキパキと鳴らして肩を回す。真顔の澤村先輩に止められた。
澤村「日向、緊張しなくて大丈夫だからリラックス！」
日向「ハイッ！リラックスがんばりますっ！！」
澤村「(リラックスって頑張ってするモンだっけ？あれ？リラックスってなんだっけ？)」
大困惑した表情の澤村先輩。もうダメだとお手上げ状態の澤村先輩が近くにいた清水先輩に助けを求めたが、清水先輩が「期待してる」とトドメを刺したおかげで日向が再びショートした。
「烏野高校対青葉城西高校練習試合始めます！！」
「「「お願いしあーす！！！」」」
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天野が段々過激な子に……
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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください！お気遣いありがとうございます！ (2022年6月14日 22時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…！ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(？) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…！！これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜！🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ！体調にはお気をつけてお過ごしください！ (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年4月23日 0時
