【HQ!!】千鳥山出身、烏野の脳【男主】

顧問 ページ33

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このマネージャーの…清水先輩。
クラスの女子とは、全然違う。静かで、なんだか居心地がいい。


ざっくりとまとめちゃうと、縁下みたいな。今日知り合った人の中で、トップレベルに一緒にいて大丈夫な人。
…まぁ、だからどうってわけじゃないけど。

こう静かな人は、あまり会話をしなくていいから好きだ。


…西谷に一度、「類は友を呼ぶ、だな！」って、笑われたけど…。
そう記憶に浸りながら、清水先輩がくれたドリンクを飲んだ。



貴「…うま……。」



やはり水分を欲していた体にスポーツドリンクは染み渡る。とても美味しく感じられた。



黒「集まれー！」



ごくごくドリンクを飲んでいると、黒川先輩から招集がかかった。

そのためタオルとドリンクを壁に寄せて置き、黒川先輩の元へ歩いていく。


後ろから迫ってくる足音に多少嫌な予感を感じながらも、いつも通り。
だって試合後でめちゃ疲れてるし。終わったのに走るなんて、やだよ？僕。


するとその時、突然バチンと背中に痛みがはしった。



田中「天野走れ！！」



左側から、田中が僕を追い抜いていく。どうやら田中に背中を叩かれたらしい。

なにも叩かなくてもいいじゃんか…。そう睨めば、田中はしてやったりというようにニカッと笑ってから、前を向いて走っていった。


めんどくさい。つかれた。やる気出ない。

マイナス言葉のオンパレードの心の中だが、小走りで黒川先輩の元へ向かった。


すると、黒川先輩の隣におじいさんが立っていた。…見たことあるような気がする…。
…あぁ、学校から配られた、教師一覧の紙に載ってた。じゃああの人先生か。


そう1人納得していれば、先輩達の様子がおかしいことに気がついた。
黒川先輩はそんなに顔に出てないけど、二年の先輩たちはどこか苦い顔をしている。


どうしてだろう…？首を傾げながらも黒川先輩の言葉を待っていると、黒川先輩ではなく、おじいさん教師が喋り出した。



教師「おぉ、よかったなぁ、黒川。去年よりプレイヤーが沢山入ったじゃないか。いちにぃ…6人か？」


黒川「…8人です。」




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