疲れ果てた無気力 ページ43
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日向「もう一回！！」
二試合目、22-25、24-26により音駒の勝利。
日向「も、もう一回！！！」
三試合目、25-27、30-32により音駒の勝利。
日向「もういっ、かい！！！！」
猫又監督「なんだなんだ！めちゃくちゃ動いてるだろ！？体力底なしか！？」
負けても負けても挑み続ける日向に、最初はニコニコと笑顔を崩さなかった猫又監督ですらその顔を歪めた。
嘘でしょなんであいつあんな動けんの、と試合終了直後その場で地面に尻をつき天井を仰ぎながら考える。ゼエゼエハアハアとみんな肩で息をしていて、かく言う僕もその一人だ。
前衛に出ていた時に試合が終わったため、僕は今ネットの下に座っている。あー疲れた、と朧に考えていれば、後ろからトン、と体重がかかった。
西谷あたりか、とぼーっとする頭で考える。あー西谷、…西谷？？そこで意識が覚醒した。まって、なんかおかしい。
西谷はリベロだから前衛には絶対に出てこない。しかも僕は今音駒コート側に背中を向けて座っていたのだ、首を少しひねれば視界の端に田中もいる。つまりコレは田中でもない。
知らない柔軟剤の香りが鼻腔を掠めた。待って、この人誰、と体が強張ると同時に、その思考を口に出す間も無く彼から言葉が紡がれる。
孤爪「俺もー無理……クロ……ベンチまで連れてって…。あー、寝そう…………。」
誰かが僕に背中合わせで寄りかかったようだ。お互いがお互いを背もたれにしている状態である。
もう少しだけ首を回せば、自身の茶髪に混じって金髪が視界に入った。それに赤いユニフォームだ。
もしかしなくても十中八九音駒の人だ。顔は見えないけれどそれはわかる。僕のことをその��クロ��とか言う人と間違えているのか。まぁこんなに動いたし思考力が鈍るのも頷ける。
…いやにしても、この人の声、どっかで聞き覚えが…＿＿＿
そう無駄に思考を練ろうとした自身の頭に全力でストップをかけた。
やめだやめだ、こんなこと考えて何になる。いくら澤村先輩と交代交代で出てたと言っても、流石に試合で頭を酷使しすぎた。あー頭痛が痛い……と単細胞組に負けないほど馬鹿らしいことを考える。後々あれ何言ってんだと違和感を覚えたがそのことすら改めて考えることが億劫だった。
そりゃあ何試合もしたんだ、音駒の人の声だって今の今までで何回か聞いている。そりゃ聞き覚えがあってもおかしくない、なんて雑に結論づけて、自分の中で完結させた。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
