試合の行方 ページ42
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西谷「ップァー！！！潔子さんドリンクあざっす！！！うまいです！！！！」
田中「市販のはずなのに市販のものと違うッ……！？隠し味はなんだ、なんだ…っ！？ハッ！！愛情か！！！！アァーーーッッス！！！！」
菅原「お前ら元気だな……。」
スポドリを一気に呷ったバカ達に、菅原先輩が思いっきりドン引きの視線を向けた。当たり前である。
ベンチを占領する二人に並んで自分も余りスペースに腰を下ろし、膝に肘をついて前屈みの姿勢で呼吸を整える。肩にかけたタオルで顎を伝う汗を拭いながら、スポドリを口に含んだ。
貴「五臓六腑に染み渡る……。」
澤村「それに比べてこっちはジジくさすぎだろ。」
大丈夫かと澤村先輩に呆れられながら頭をワシャワシャと撫でられる。うっす、と返事をしながら、その手の心地よさに甘えた。安心感が半端ない、もうお父さんの包容力である。
数秒経って離されたその手。少し乱された髪の毛を手櫛で整えながら上体を起こして後ろ手を突き、視線を得点板に向けた。
28:26と並ぶ数字。左は音駒、右が烏野の得点だ。あのあと結局僕たちは負けた。
かなりいいところまで行ったのだが、最終的には粘り負けた。これが��個人��じゃなくて��チーム��として鍛えられたチームか、と考えて息をついた。
そんな中ベンチにも座らずじっとコートと音駒ベンチを眺めている日向。嫌な予感がする。近くにいた影山に日向を呼び戻すように頼もうとした時。
日向「もう一回！！」
思いっきり音駒ベンチに向かって大声を張った日向に、思わずうせやんとエセ関西人が出そうになった。うせやん。
カチ、と空気が一瞬滞る。おいマジかよあいつ、今終わったばっかだぞという全員の視線が日向に向けられた。向こうの主将もドン引いている。
馬鹿すぎる、と眉間に寄った皺を指で揉んでほぐしていれば、音駒の猫又監督の笑い声が聞こえてきた。
猫又監督「そのつもりだ！��もう一回��があり得るのが練習試合だからな。」
いい人すぎる。いきなりタメ口の一言でもう一試合やろうと言った日向の態度を咎めることもなく、かと言ってその勢いに押されるわけでもなく。ただただ広い懐で、自分も楽しそうに笑う。
その笑顔を見て、烏養監督を思い出した。あぁ、そういえばあの人もこんなふうに笑ったな、と。懐は全くもって広くなかったけれど、礼儀とかそういうのはあの人も気にしなかった。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
