作戦図を展開 ページ39
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酸素がだんだんと回らなくなってきて、頭の回転が雑になる。向こうのリベロが易々と上げたボールにも無性に苛立った。
次は誰がくる、とすぐにコートに視線を滑らせ、いつでも動けるよう姿勢を前傾に整える。
孤爪がボールに触る瞬間、急に飛び込んできたセンターの黒尾。
またAクイック、と、センターから撃たれるスパイクに備えるポジションにつく。今度はまたしっかりとブロックが反応していた。
うちのブロックだって完成度が低いわけじゃないと思う。月島は技術はなあなあだとしてもそれを上回るタッパが、影山にはタッパもそこそこでさらにピカイチといえる技術がある。
流石に今回は止めたろ、と一応レシーブのため構えながらそれを見ていたのだが。
来る、という瞬間にボールが飛んでこない。
タイミングが狂ったことにより調子が崩される。あれ、と思っていれば、高いブロックが沈みネットの向こうが見えた瞬間、そのスパイクは放たれた。
気がつけばボールは目の前。どうやら僕の方にボールが飛んできたらしい。
そのボールをオーバーで捌くかアンダーで捌くか、なんて判断をしている間もなく、反射的に構えたのはオーバー。
しかし完璧にセッターに返すことはおろか、真上にあげることさえできずボールは僕の手をバチッと叩きつけて後方に大きくとんだ。
貴「いっ…」
西谷「ドンマイ！指大丈夫か？」
手をグッパグッパとして感触を確認。違和感は特にない、突き指はしていなさそうだ。
西谷の問いかけに首を縦に振る。他にもドンマイ等声をかけてくれるチームメイトに、軽く手を振った。
まぁ結果的に音駒を先に20点台乗せてしまうことになったが……思わず口角が上がるのを感じる。
さて、手の内は全部明かされたようだ。一人時間差、ここまで使わずとっていたということは切り札だったか。
向こうの攻め方を全て見れたため、これで作戦が立てやすい。ここからようやくってわけだ。
僕らはまだ出来立てのチームで、連携とかは全く練習していない。チームとしてのレベルはゼロだ。
しかし個人個人を見ていけば、なかなかいいのが揃っていると思う。
キャラの元はいいんだ、使い方次第。その力はパーティ編成次第でで生かすも殺すもできる。
烏養「パワーとスピードでガンガン攻めろ！！」
他のみんなは下手に何かを考えていると色々なことに注意が散漫になってしまう。余計なことは考えず、自分の得意なことをすればいい。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
