頼りない三年 ページ36
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日向.犬岡「「もう一本！！」」
ネットを挟んだ二人が、楽しそうに睨み合ったあと声を揃えてそう言った。言葉は交わさずとも、もうすっかり
西谷「俺らも負けてらんないす！！」
東峰「うん。」
調子を戻してきた日向に引っ張られるようにチームが調子づいていくのを感じる。彼はいい意味でも悪い意味でも、チームを引っ張っていく奴だ。
点差は少しずつ縮まっていくが、それでも以前ゲームは硬直状態だ。
勢いがあるのは僕たちだと思うし、このまま追いつければ……と内心欲を出しながら、ポジションに戻る時にすれ違う影山に囁く。
貴「…前衛に回ってきたあの主将ブロッカー、警戒したほうがいい。下がった奴と違って技術勝負してくるタイプだ、頭もキレる。」
影山「ですね。あの人が前衛の間は、いつもの早い方を打たせます。」
貴「それがいい。」
日向に胡散臭い笑顔で話しかけている音駒主将に視線を送りながら影山とコソコソ話し、東峰先輩から優しく投げられたボールを受け取る。
タンタンとボールを地面に突きながらエンドラインに移動。その間に影山は日向に今話した作戦を伝えに行った。
日向「え？なんで？せっかく合わせられるようになってきたのに…」
影山「天野さんの指示だ黙って従え！！！」
日向「ハイハイわかったわかった！！！！」
月島「��王様��だ〜！」
影山「ア゛？？？」
東峰「やめなさいコラ…。」
黒尾「……烏野治安悪いな……。」
いつもは日向に手を焼く影山というのがよく見る光景だが、今回こそは日向の方が常識人に見える。
何言ってんだアイツ、といつも通り呆れてため息をついていれば、音駒メンバーから「あの天野って奴何モンなんだ」って感じの視線を向けられた。スッとボールで顔を隠した僕は悪くない。
いつもこういう時は澤村先輩が収めているのだが、彼は今アップゾーンだ。そこにいては、影山を指差して心底楽しそうに笑っている月島しか叩けない。
その代わりに、澤村先輩から「旭もっと怒れ！！」と東峰先輩に喝が入った。東峰先輩は半泣きだった。
音駒相手にサービスエースを取るのはおそらく難しい。いつもよりより一層コントロールに神経を巡らせる必要があるなと、今一度気合を入れ直した。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
