無気力には辛いこと ページ23
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日向「うぅ……。」
先程のセット前のグダグダとした雰囲気はすでにどこかへ吹っ飛んだことで第二セットは始まり、現在のカウントは3対1。僕らが劣勢だ。
第一セットとは真逆のスタートである。それもそう、日向のスパイクの成功率が格段に落ちているからだ。向こうの3点のうちにも、日向の速攻のブロックポイントが含まれている。
貴「絶対止められないスパイクなんて誰も打てないから焦んなくていいよ。」
日向「オス！！」
もうすでに息が上がっている日向だが、その心はまだ折れていなさそうだ。ラリーの度にチラチラと影山に「次もくれ」と視線で訴えている。メンタルは田中と同レベルとみた。
向こうから打たれこちらに向かってきたサーブを無視し、後ろの東峰先輩がレシーブ。レフト、とトスを呼びながら助走に開くが、影山はどうやら日向にあげるらしい。
それを見てすぐに助走の勢いのまま日向の足元に走り、ブロックフォローへと構えた。ブロックフォローは少しだけ手を抜いてる時に限って自分の前によく落ちる。
烏養コーチにどん叱られるとか怖すぎる。そうならないために取る気満々で姿勢を低くして構えた。
貴「！！」
田中「あぁあぁ天野ナイスカバー！！」
日向が腕を振りかぶったと瞬間に、パチンと軽い音が聞こえてボールは目の前に迫ってきていた。嘘じゃん本当にきた。
構えておいてよかった、と冷や汗を垂らしながら、反射的に片腕を出してボールを上げる。片手だから不安定なヘロヘロボールがあがったが、影山がボール下に入るには十分な高さで上がれたため合格ラインであろう。
「両腕使え片手で上げんな！！」と外野から烏養コーチのヤジが飛んできたが、今はラリー中なので聞こえなかったことにしてもいいだろう。あんなの無視だ、無視。
東峰「レフト！！」
影山「東峰さん！！」
すぐに守備位置を入れ替えた僕らは、今度はそれぞれのポジションでトスを呼ぶ。
影山から放たれたトスは東峰先輩の方へ飛んでいき、彼が打ったスパイクは見事向こうのリベロを吹っ飛ばした。
ボールが運良く一回でチャンスボールとして帰ってきたため、スパイク後ネット側でブロックの体制をとっていたが再び助走距離をとるため走って下がる。
あーもう、移動多すぎでしょ……！！みんなに知ってほしい。バレーはとんでもなく体力を必要とするスポーツだと。………いやスポーツ全般そうか……。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
