幸先不安なチーム ページ22
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Aside
田中「ッシャオラ！とっとと切り替えて第二セット取り返してくぜ〜！！」
日向「オス…！！」
さて、澤村先輩の代わりという重役をいただいた天野です。
先輩と入れ替わりはしたもののスターティングの位置は変わらないままなので、僕のポジションは前衛のレフトからスタート。
第一セットは日向のスパイクをブロックされてしまったことで落としてしまった。田中はそんな日向を気遣ってか、いつもと同じハイテンションで日向の背中をバシバシ叩く。
正直、このコートにいる唯一の三年…東峰先輩よりも今は田中の方が頼りになるな、なんて失礼ながら心の隅で考えた。
東峰「あの……声漏れてるからね……。」
貴「あ…すみません、悪気はないです。」
東峰「大丈夫、それ一番辛いやつだから。」
西谷「旭さん気を確かに。」
どうやら考えていたことが口に出てしまっていたらしい…なんて天然をぶちかますわけないが。どうやったら考えたことが口に出るって言うんだ。
御察しの通り計算通りである。つまり悪気はアリよりのアリだ。すぐ後ろにいた東峰先輩に僕の独り言はしっかり聞こえていたようで、僕は思わずムフフ顔をしてしまった。悪い笑顔をしていることであろう。
日向「エッ、天野さん顔やばいっすよ？？」
影山「なんですって？？お写真一枚。」
貴「帰れ。」
東峰先輩たちには背を向けていたため顔は見られていないはずだが、隣にいた日向にはギリ見えてしまったらしい。
先程まで田中に背中を叩かれていた彼に、運の悪いことに僕のゲス顔を見られてしまったわけだ。
かなり失礼なことを僕に言った日向だが、まぁ自分でも悪い顔をしていた自覚はあるので特に咎めない。
いやしかし問題はそこではない。どこから現れた、影山飛雄。お前はココから一番遠い対角だろうが。
コートの中だろうが外だろうが、相変わらず賑やかな面々に思わず眩暈がした。チームの大黒柱こと澤村先輩も僕と交代してしまったため、現在コート内にはいない。つまりこのチームを纏める奴がいないのだ。
やっぱ僕には荷が重いですよ、と半ば泣きつくように視線を烏養コーチに向ける。彼は僕の視線に気がついた後、「今日もいいサラサラヘアだな」とサムズアップした。
武田「おや、天野くんが殺気立った顔をしていますね。」
烏養「生まれた時からあんな顔だろ。」
貴「ちょっと一発、本当に一発だけでいいから。」
田中「天野その拳を下ろせ。」
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
