ネコとカラスの再戦 ページ3
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そして5月6日、AM 8:50。烏野総合運動公園、球技場。
ザッザと足音を殺すことなく、顎を引き相手を見据えながら一歩一歩地面を踏み締める。太陽が後ろから僕らを照らすから、みんなの顔が逆光で暗くなって見えにくい。
歩き方は地元のヤンキーさながら。僕らより少し前を出て歩く影山、田中、月島、東峰先輩、そして烏養コーチが柄の悪さをさらに引き立てていた。西谷も背が高ければこのメンバーに入っていたと思う。
誰も一言も言葉を発さず、表情ひとつも変えずギラギラと光る目で前を見据えている。
ポケットに手を突っ込んで上体を揺らしながら前へ大股で歩く高校生。おそらく小学生が見たら泣き出すほどの威圧感だ。
重い雰囲気。まさにその一言で表すのが正しいだろう。
烏養「…先生よ。」
そんな沈黙の中、烏養コーチが怖い顔のまま隣にいた武田先生に低く静かな声で話しかけた。いかにも不機嫌というような声色に、武田先生も慎重な声色で返事をする。
彼はポケットに突っ込んでいた手を出した後＿＿その袖を自身の鼻元に近づけ、神妙な面持ちでつぶやいた。
烏養「俺タバコ臭くねぇかな？湿るくらいにはファブリーズしてきたんだけど…。」
武田「大丈夫！ラベンダーの香りですよ！！」
どうやら重い雰囲気というのは勘違いだったらしい。真剣な表情でスンスンと自身の服の香りを嗅ぐ烏養監督に、武田先生はグッジョブサインを出した。
無香料にするべきだったか……と悔しそうに唇を噛む烏養コーチを横目にその隣を通過すれば、まもなく澤村先輩が足を止める。
急に止まった彼に驚きながら、その大きな背中の後ろから顔を出した。
球技場前。この辺りでは見かけない真っ赤で派手なジャージに身を包んだ彼らは、そこにいた。
紹介しよう。彼らが烏野の因縁の相手とやら、音駒高校。通称＿＿��ネコ��。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
