とある科学のヒーローアカデミア (ページ21)

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二十一話「スタートライン」ページ21

「うあああーー！！？入学式どころか数週間もー！？とAは現状を把握し、焦りますぅぅー！！」

　ミサカネットワークによると、3週間と3日間Aとの連絡が途絶えたと他の妹達からも心配され、謝りつつも全速力で駆ける。
　わずか数分で着いた。そして、職員室に行き事情を説明して、現在対人訓練をしているとのこと。場所もわかったので、すぐに向かう。

　その場所とは受験の会場だった。Aが倒れた場所でもある。
　話によるとこの建物にて、対人訓練が行われてると考えていると、背後から男性の声がしたのでAは振り返り。

「ごーめーんなさーーい！！とAは洗練された動きで土下座をしますぅ！！」

　綺麗な土下座をした。

「き、君は……」

「はぇ？と、Aはあなたとの面識記録を探りますがない事に疑問を投げかけます」

　そこに立っていたのは前髪が二本たったオールバックの金髪にきらりと光る白い歯に筋骨隆々の大男だった。

「君が御坂少女だね(この子が入試の実技試験にて、それのみで合格まで至ったという……)」

「あの、えっと……遅刻しました、とAは三週間と3日にプラス4時間と13分ほど遅れた事を謝罪します」

「あ、あぁ別いいんだよ。それよりも、危ないからこっちで」

　案内されたのはモニタールームだった。そこには、Aを興味深そうに見ていた生徒達の姿があった。