十一話「いろは」 ページ11
Aとミサカ10032号は廊下を歩いていた。
今後、自立して生活する為に必要最低限な知識をミサカ10032号が説明する為だ。
「着きました……では入ってください、とミサカは行動を催促します」
Aは青色のピクトグラムの方へと入ろうとしたのをミサカ10032号に止められる。
「今のあなたは女性です。こちらに、とミサカは手を握ります」
「つい……」
そのまま、中へと案内される。Aは目を瞑っており、ミサカ10032号に連れられ個室の前へと案内される。
「では、ここがトイレをする所です。まず、中に入ります。今回は扉を閉めませんが次回から閉めてください、とミサカは忠告します」
ミサカ10032号はそのまま便座の前に立った。次にスカートをたくし上げた。
「え、あの！？」
「？？何を驚く必要があるのですか？とミサカはミサカ16209号の行動に疑問を持ちます」
そして、スカートを両腕で締め上げ、ショーツを膝の少し下あたりまで下ろした後便座の上に座る。
「この時、スカートが便座の所に当たるのは“必ず”避けてください、とミサカは非常に大切な所を説明します」
次に、ミサカ10032号は足を大きく開く。
「この時、排出物が飛び出る危険性がありますので、足は大きく開けでください。あと、前屈みもポイントです。次に、排出し終えたら紙で残ったものを拭き取ります。その際に、軽く紙を触れる程度にしてください。ごしごしとする事はダメです、とミサカは説明します」
ミサカは実際にそれを行った。
「以上が排出時に必要な事です、とミサカは説明を終わります」
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作者名：プディング | 作成日時：2020年4月15日 18時
