とある科学のヒーローアカデミア (ページ1)

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一話「無個性」ページ1

「おそらく、A君には個性が発言することはないでしょう」

　この世界は今や誰もが“個性”と呼ばれる、不思議な力を持っている。誰もが、持っている物をAは持ってはいなかった。

「そんな……私には個性が……夫にもあるのに……」

　四歳になったAは個性が発現しないと理由で病院で検査を行ったが、結果は無個性と判断される。母は何かの間違いだと再検査を依頼したが医者から同じ結果で傷つくだけだと、断られる。

「すみません。私にはどうする事も……ですが」

　医者は一枚のパンフレットを出した。そこには学園都市と書かれており、そこがどんな所なのかが書いてあった。
　学園都市は教育機関や研究機関の集合体であり、数十年進んだ最先端科学技術が研究と運営されている科学の街とされている。
　
　医者が言うには、どうやらそこでは無個性でも能力を開発することが出来るとのこと。
　Aはまるで、友達が持ってるのに自分だけが持ってないのは嫌なので欲しいという理由で学園都市へ行き、学園都市にて能力開発を受けることになる。

　Aが学園都市に向かってから数ヶ月後に親の元にはAの死亡報告書が届いた。