. ページ7
そう言い、少しホッとしたような表情をする夜月。⋯⋯まぁ、夜月はかなりあの三人に絡まれていたし漸く落ち着けるのだろう。
そう思い、持ってきた食器を流し台に置く。そして、そのまま戻ろうと踵を返そうとした時だった。
プルルル、と小さなコール音と振動と共にスカートのポケットに入っていたケータイが誰かからの着信を知らせる。
不思議に思い、ポケットからケータイを取り出す。そうして、画面を見ればそこには見慣れた名前が浮かび上がっていた。
夜「ん？姉さん電話、誰から？」
貴「⋯⋯真一郎くんから、何だろう」
夜「出れば？今、そこまで忙しくねぇし」
貴「ん、そうする」
そう言い、私は鳴り続けるケータイの応答ボタンを押し耳に押し当てる。
貴「もしもし、真一郎くん？」
真「お、Aさん？今、大丈夫ですか？」
貴「うん、大丈夫。何かあった⋯⋯？」
真「あ、いえ！別にそこまで、問題は無いんスけど⋯⋯。少し、Aさんに会わせてぇヤツが居て。ちょっと、時間ありますか？」
そう言われ、私は近くにあった時計を確認する。そこには、11:40分と刻まれておりもうすぐ昼休みなのを思い出す。
貴「うん、多分大丈夫だと思う。もうすぐ、お昼休みがあるから」
真「マジっすか？それじゃあ、俺の家に来てくれません？そいつ、今ちょうど俺の家に居るんで」
貴「分かった。それじゃあ、今から準備して向かうね」
真「うっス！待ってます」
そう、真一郎くんが言い終わると電話を終わらせる。近くにいた夜月は、静かに首を傾げていた。
夜「姉さん、シンイチローんとこ行くの？」
貴「うん、会わせたい子が居るんだって」
夜「へぇ、そっか。今から？」
貴「ん、もうすぐお昼休みだから少し行ってくる。夜月、オーナーに少し出てくるって言っておいてくれる⋯⋯？」
夜「オッケー、言っとく」
そう言い、夜月はオーナーが居るであろうフロアへと歩いて行った。
貴「(⋯⋯よし、それじゃあ準備して早く行こう。もうすぐ、お昼だし軽く軽食も持って行こうかな)」
そう思い、近くにあった食材を見ると作る物を決める。料理台にはレタス、ハム、トマト、フルーツ、パンがあった。
貴「⋯⋯ん、サンドイッチが作れる。ちょうど、軽食にも良いしそれにしよう」
すぐに、そう決めると私はすぐさまサンドイッチを作り近くにあったバスケットへと詰め込み準備を整えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 253人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れな(プロフ) - 長らく更新されていないようなのですがお時間ある時にでもまた更新してもらえると嬉しいです。完結までぜひついて行かせてください！ (2023年1月6日 5時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
美琴(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛くて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！ (2021年9月15日 5時) (レス) id: 530e7ece9c (このIDを非表示/違反報告)
羅歓 - コメント失礼します。気になって見てみたらドストライクでした！応援してます (2021年8月29日 15時) (レス) id: d7cfa57fb6 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(｡∀゜)(プロフ) - めっちゃ面白いです！応援してまーす！！！ (2021年8月29日 14時) (レス) id: 0ada0a2373 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千本桜 | 作成日時：2021年8月23日 16時
