ep.1 ページ4
〜Aside〜
ーーアレから、私とヨナはギルド連盟本部へ行く為、大通りを歩いていた。この記録の国・レコルドへは確かにエデンの娘を探しに来たのは勿論だがもう半分は観光のようなモノだ。
隣で歩くヨナは、興味津々といった様子で辺りをきょろきょろと見回している。まぁ、この国は世界ギルド連盟本部があるからか他の国々から色々なマイスターが訪れる。
その他にも観光などの客も多い、だからか辺りは様々な出店が所狭しと並んでいる。私たちのギルドがある、
そう思いながら、行き交う人々を見ながら写真の少女が居ないか確認しているとくい、と隣を歩いていたヨナに袖を引かれる。
貴「ん？どうした、ヨナ？」
ヨ「A、ずっと聞きたかったことがある」
貴「聞きたかったこと？」
ヨ「ん、Aはこの国に来たことがあるのか？ギルド連盟本部があるからとか、そういう事以前に」
そう言われ、私は瞬きを一つする。⋯⋯別段、隠すことも無いか。そう思い、私はフード越しにヨナを見つめこくりと頷く。
貴「まぁね。昔、この国に居た時期があったからな。あの時はまだ、私はマイスターじゃなくてギルドキーパーとして働いてた頃だね。それと、エデンの母親とも顔見知りの時か⋯⋯」
ヨ「エデンのお母さん⋯⋯？」
貴「嗚呼、ヨナも聞いたことないか？伝説のギルドキーパー・ゲルダ。その子がエデンの母親だよ」
ヨ「！そうなんだ。親子揃って、何か凄いんだな」
貴「はははっ！確かにね、ヨナの言う通り。一時期、私がゲルダの上司として一緒に働いていたが一癖も二癖もあるマイスターにも怖気づかない豪胆さはエデンに似てたな」
そう、未だにあの時のことを思い出しくすりと笑う。ゲルダは私のことを慕ってくれた優しい子だったが、同時に一度決めたらやり遂げるまで貫き通す意思の強さも持つ強かな少女でもあった。
あの母に、あの息子ありとはよく言ったものだが⋯⋯。ゲルダは一度として、世間に自分の息子がエデンだということを伝えはしなかった。
ゲルダ曰く、お互い自分の道を生きるには、その方が何かと都合が良かったらしい。私から見ても、その選択は間違いでは無かったはずだ。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月27日 6時) (
レス) @page2 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 初めまして！ゆめくろの夢小説ありがとうございます！星を押させていただきました。更新頑張ってください。 (2022年7月4日 14時) (レス) @page9 id: eed394cd10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千本桜 | 作成日時：2022年6月16日 9時
