夏の日 1 ページ2
有「山田ぁぁ!!!」
山「なに」
有「ボール取ってきて♡」
山「はぁ!? 自分で取ってこいよ」
有「そこを何とか! 今担任に見つかったら俺、説教食らわなきゃなんだよ!!」
山「…アイス2つね。」
有「いくつでも奢らせていただきます!!」
校舎の裏庭を見てもボールは無く
池の周りや草が生い茂ってる所を見ても
サッカーボールらしきものは見当たらず
奥に行くと今では物置として使われている
旧校舎に辿りつく
入口の付近にボールが落ちてるのを見つけ
「早く取って、帰ろう。」
と思い、そこに向かうと
旧校舎から冷たい風が吹いてきて
吸い込まれるようにして中へ入ってしまった
今考えると
いろんな人に
「慎重」
と言われる俺が
何も考えずに入ったのは
『なんとなく』でもなく
『気まぐれ』なんかじゃない
『運命』だったのかもしれない
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作者名:いちご飯 | 作成日時:2016年2月14日 2時