え、私に聞かれても。【JK】

＊(SG side) ページ21

.









『シュガエル!!今日もなんていい日だろうね！』


｢ですね｣

｢でも1ついいっすか先輩｣






先輩と俺は予想だにしていなかった。

まさかグギがあれ以来自ら接触を拒み始めるなんて。先輩はグギと一言も話していないようだし目も合っていないらしい。

俺と先輩はあれやこれやと作戦会議していたのにそれを白紙にしてくれる張本人。

有難いよ。うん有難いじゃん先輩。

だからさ









｢なんで俺また先輩の楽屋に呼ばれたんすか｣

｢俺暇じゃないんですけど分かってますよね｣






俺ってもうお役御免じゃん俺のこと呼ぶ必要なくね楽屋に呼ばれる意味無くないですか

……違いますかA先輩。









『え？だってシュガエルがいると楽しいんだもん』

『暇じゃないのは分かるけど…』

『私が暇なんだもん！！！！！！』






先輩……殴っていいすか。


それとそんな顔で見られても俺堕ちないっすから

別に可愛いとか思わないし先輩にそんな感情持ちませんから分かってるでしょA先輩









『シュガエルあと少しだけ、ほんの少しでいいからさ！』

『いてくれない？』



｢………分かりましたよあと5分だけですよ｣



『やった！じゃあシュガエル、ジェンガしよっか』



｢は？？先輩それ持ってきたんすか？！｣



『シュガエルとやる為にわざわざ昨日買った』



｢え"……｣







でも不思議なんだよなこの先輩

俺を散々振り回すし横暴だしクールと名高いA先輩の面影なんてまるでなくてカオスなのに


この人の隣にいるのって結構居心地いいの

妙に子供っぽいし同い年なのにほっとけなくて構いたくなる







A先輩、俺に何かしましたか。









.

＊[ Twitter ]→←＊(JM side)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す