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楓「やっとくっついたかー」
玲「お前らもどかしいんだよ!」
報告会と称していつもの4人で飲み会。
楓には今初めて報告したはずなんだけど…
楓「2人とも好きなんバレバレだし、隼なんて好きな子イジメてる小学生かって。Aも隼を意識し過ぎて不自然な時あるしさあ。何回かそれとなく聞いても、2人とも全然認めないわ、あんまり突っ込むと意地張るし、そっと見守るしかないよねって玲於と言ってたんだよね」
玲「いやー、さすがにシビレ切らしちゃった…」
楓「私も、もう何回言ってやろーと思ったか…」
何それ。
そんな風に2人は言ってたの?
あれ?
ジタバタしていたのは、私らだけ?
隣に並ぶ隼の顔は見えないけど…
きっと、同じように真っ赤に違いない。
楓「どっちから告白したの?」
隼「どっちでもいいじゃん」
楓「Aでしょ?」
玲「え、隼じゃねーの?」
そういう流れだったはずじゃあ
と、玲於が驚いている。
隼「ま、それは置いといて…かんぱーい!」
玲「それ終わったから」
ごまかそうと大声でビールグラスを上に掲げるけど誰もついて来ず。
楓「本番ヒヨったパターンだね」
隼「……」
やっぱ長い付き合いだけあって
楓、鋭い。
玲「まあとにかく、ちょっとは成長しろよなー」
楓「ホントに」
『そだよ、隼』
玲「いや、Aもね」
隼の事だけ言われているのかと思えば、流れ玉が私に降りかかってくる。
まあ、確かに。
こんなにこじらせたのは、私も意地を張っていたせいだけど…。
返す言葉もなく、グラスに口をつけると
隣に座っている隼の肩が震えている。
笑っているけど、お互い様だからね!
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あず(プロフ) - しゅうさん» コメントありがとうございます。不器用な隼くんを描くのは私も楽しかったので、また機会があれば描いてみたいと思います(^^) (2018年7月26日 23時) (レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - 隼くん。めっちゃ良かったです!不器用さにきゅんきゅんしました!隼くんの小説少ないので、ぜひもっと書いて下さい★ (2018年7月22日 19時) (レス) id: 9acbcf9b49 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - えりなさん» コメントありがとうございます。よろしければもう少しお付き合いください(^ ^) (2018年3月3日 1時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - とても良かったですキュンキュンしました (2018年2月25日 19時) (レス) id: 7f525f8379 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - NaTsuKiさん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです(^^)後もう少しなのでお付き合い下さい。 (2018年2月24日 9時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あず | 作成日時:2017年3月18日 20時