story 21 ページ21
「私、失礼するね」
ミカが私に目配せして
すっと、ケイゴさん達の方に移動する。
涼太くんは、奥の
いつもの定位置に座って…
「…何か食べ物で、お勧めある？」
涼太くんは
おしぼりを受け取りながら、私に尋ねる。
『えっと…カレーですかね』
「カレーかあ」
いつも通りの、涼太くん。
まだ、何も気付いていない？
『マスター特製カレーは
長時間煮込んでるし、美味しいですよ』
「じゃあ、それにしようかな」
それと、レモンサワーと注文されて
私は、奥の厨房に引っ込む。
カレーを温めながら
ちらっと、店内を覗き込む。
涼太くんは、何やら携帯をいじってるみたいで…。
レイコさんかな…。
今から会いに行く、とか？
でも、今、レイコさんは彼と居るはず…。
大丈夫なの？
鉢合わせしない？
別に、私は部外者なのに
こっちがドキドキする。
・
「あっ、ホントうまい」
目の前で、カレーを頬張る涼太くん。
ぷっくり膨れるほっぺたは
ホント、リスみたいで
可愛い♡
いやいや！
今、目をハートにしてる場合じゃない！！
『め、珍しいですね、ここで食事されるの…』
ここで、涼太くんが
がっつりご飯を注文するのは初めてかもしれない。
いつもお酒だけを飲むか、頼んでもおつまみ程度で。
きっと、ご飯はレイコさんと一緒に食べてるんだろうなって思ってた。
「今日、ドタキャンされちゃって…」
ドタキャン…
レイコさんと、彼の
腕を組んでいる姿が頭をよぎる。
『それって…レイコさん…？』
「何で分かったの？」
口にしてから
しまったって、後悔する。
慌てて、ケイゴさん達の方を見る。
向こうは向こうで盛り上がっていて
こっちには、全然関心なさそうだ。
とりあえず安心するけど
不思議そうに、私を見つめる涼太くんに
何て言えば…。
『あっ、えっと、それはですね…』
どこから話そう。
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あず(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです^_^また機会があれば、描いてみたいなと思っています。 (2018年7月22日 10時) (
レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^ このお話大好きです。完結してますが、この後のお話を読みたいです。ぜひ、お願いします。 (2018年7月6日 21時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - あい＊さん» 待って下さっててありがとうございます！ゆっくりかもしれませんが、とりあえず完結目指して頑張ります！ (2016年10月10日 10時) (レス) id: 86d1389d64 (このIDを非表示/違反報告)
あい＊ - ずっと続きが気になっていたので更新再開嬉しいです。 (2016年10月5日 17時) (レス) id: aeb27fa9d9 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - わいさん» 放置し過ぎてごめんなさい！これから更新頑張ります！まだ興味があれば、見てくださると嬉しいです(^ ^) (2016年10月5日 12時) (レス) id: ab09cdb9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず
| 作成日時：2015年7月19日 13時
