story 17 ー 涼太 side ー ページ17
レイコさんと初めて会ったのは
一年程前ー
とある、撮影現場で。
メンバーそれぞれをイメージした花束を抱えて
撮影する、と言う事で
その時
花束をアレンジしてくれたのが
レイコさん。
花束と一緒に現れたレイコさんは
息をのむ程
綺麗で
思わず、見惚れてしまった。
その後の撮影中でさえも
目が自然に、追ってしまって…。
一目惚れって
こういう事を言うのかな。
その日以来
レイコさんの事が
頭から離れなくて。
いつも
事務所まで通っている道。
そこのお花屋さんで
レイコさんを見かけた時
俺は勝手に
運命だと、思ったんだ…。
それから、会う度に
他愛のない会話を交わすようになって
遠距離の
彼氏の存在も
その時、知った。
でも
彼の心が見えなくて不安って
レイコさんが、辛そうだったから。
俺が、側に居て
少しでも楽にしてやりたかった。
そんな
ある日ー
レ「私…涼太くんの事、好きかも？」
涼「え？」
レ「可笑しい？」
涼「可笑しくない！」
レイコさんから
突然の、告白。
彼氏と別れたって聞いて
もう、俺は舞い上がった。
彼氏より、俺を選んでくれたレイコさんを
必ず、幸せにするって
強く、思ったんだ。
それから
初めて、レイコさん家に行った日
別れたはずの彼が、別れたくないって
急に、レイコさん家に来る事になって。
俺は、今の彼氏として
堂々と、会う覚悟は出来ていた。
なのに
レ「ごめん。今日は帰って…」
彼じゃなく
レイコさんは
俺の方に、そう言ったんだ。
その時
不意に
もう、俺の元に戻って来ない気がした。
でも、そう信じたくない自分が居て
すぐ駆けつけられる場所に居たくて…。
雨も降ってきたし
ふらっと、目に付いた近くのバーに入った。
待つ時間が長くて、辛くて
飲んでも、全然酔えなくて…。
明日、都内でイベントがあるなあ。
こんな状態でステージに立てるのかなあって。
ぼんやりとした頭で、考えてた。
そんな時会った
バーの女の子の笑顔が
ちょっと、癒しになったっけ？
鼻血出しながらも
真っ直ぐ、俺を見る瞳。
俺の存在を
知ってくれてたのが、嬉しくて
こうやって
俺を見て、笑顔になってくれる人の為にも
ああ、俺まだ頑張れる
って、思えたんだ。
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あず(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです^_^また機会があれば、描いてみたいなと思っています。 (2018年7月22日 10時) (
レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^ このお話大好きです。完結してますが、この後のお話を読みたいです。ぜひ、お願いします。 (2018年7月6日 21時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - あい＊さん» 待って下さっててありがとうございます！ゆっくりかもしれませんが、とりあえず完結目指して頑張ります！ (2016年10月10日 10時) (レス) id: 86d1389d64 (このIDを非表示/違反報告)
あい＊ - ずっと続きが気になっていたので更新再開嬉しいです。 (2016年10月5日 17時) (レス) id: aeb27fa9d9 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - わいさん» 放置し過ぎてごめんなさい！これから更新頑張ります！まだ興味があれば、見てくださると嬉しいです(^ ^) (2016年10月5日 12時) (レス) id: ab09cdb9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず
| 作成日時：2015年7月19日 13時
