story 2 ページ2
2015年夏
私の現実の世界に
王子様が舞い降りてきた日
一愛しの片寄涼太 さま
私は、あなたをテレビで初めて観た時
一つ年上の高校生のあなたが、オーディションを受けている映像を観て
あなたの事が大好きになりました。
背が高くて長い手足
小さな顔に大きなクリクリとした瞳
はにかんだ笑顔
そして
少し高くて甘い声
全てが王子様みたいで
それからずっとずっと、あなたのファンです。ー
「何してんの？」
ミカが、私が書いている紙を横から覗き込む。
『あれ？』
ここは大学の教室。
気づいたら講義も終わっていて
周りを見渡したら、私一人しか居なかった。
「何なに。“愛しの片寄涼太さま”？
…ファンレター？」
『そう！
もう好き過ぎて、抑えられなくなっちゃって…大好きってどんな言葉で伝わる？』
私は、大好きなアーティスト
GENERATIONSの片寄涼太くんに向けてのファンレターを書いてたけど
想いが強すぎて、それを表現する言葉が見つからない。
「…A、あんたいい加減現実見なよ」
ミカが呆れてため息をつく。
ミカは大学で初めて出来た親友。
美人でしっかりしていて、よく暴走する私を冷静に突っ込んでくれる。
『だって、涼太くんみたいな王子様がいないんだもん』
「その涼太くんだって、現実に会ったら普通の人なんだからね。
そんなカッコよかったら遊びまくってるし、人間くさくオナラだってするんだから」
『涼太くんのオナラ、メンバーも聞いた事ないって言ってたもんっ』
「どーでもいいわっ。
とにかく王子様なんて、普通現実にいないから」
『…ミカにとって、ケイゴさんは王子様じゃないの？』
「バカ言ってないで、バイト遅れるよ？」
『ホントだ！やばっ』
「ケイゴさんによろしくね〜」
私は慌てて荷物をカバンに積めて、ミカに手を振って教室を飛び出した。
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あず(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです^_^また機会があれば、描いてみたいなと思っています。 (2018年7月22日 10時) (
レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^ このお話大好きです。完結してますが、この後のお話を読みたいです。ぜひ、お願いします。 (2018年7月6日 21時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - あい＊さん» 待って下さっててありがとうございます！ゆっくりかもしれませんが、とりあえず完結目指して頑張ります！ (2016年10月10日 10時) (レス) id: 86d1389d64 (このIDを非表示/違反報告)
あい＊ - ずっと続きが気になっていたので更新再開嬉しいです。 (2016年10月5日 17時) (レス) id: aeb27fa9d9 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - わいさん» 放置し過ぎてごめんなさい！これから更新頑張ります！まだ興味があれば、見てくださると嬉しいです(^ ^) (2016年10月5日 12時) (レス) id: ab09cdb9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず
| 作成日時：2015年7月19日 13時
