My Only Love ーReo.Sー

case 21 ページ21

隼くんが、“あんまお邪魔してもアレなんで…”とDVDを見て、ピザを食べて帰って行った。


2人で玄関で隼くんを見送った後、玲於は何も言わずリビングに入って行く。


後に続くと、玲於はクッションを抱きしめてソファにちょこんと座っていて



なんだろ…


キャラの切り替えに困ってる？




『耳掃除、続きする？』

私も隣に腰かけて聞いてみた。



少し間が合って、クッションを抱いたまま私の太ももの上に頭を乗せて横になる。




「…耳掃除はいい」



…そんなイヤだったんだと思いながら、膝枕はいいのね。


玲於の髪に指を通しながら
今日一日の玲於の態度を振り返ると、笑いがこみ上げてくる。



「…何？」

自分でも何で笑われているのかを分かっているのか、唇を尖らせて私を見上げる。



『別に…』

必死で笑いをこらえながら答えた。



まあ、これも玲於の魅力なんだけど。

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