case 45 ー亜嵐 sideー ページ45
ー亜嵐 sideー
今日は、EXILE TRIBEメンバー数人で飲みに。
他のお客さんの目も気にしなくていい、個室の大部屋で
激しくお酒が酌み交わされて
先輩後輩含めて、みんないい感じに出来上がっている。
俺も飲んでるけど、全然酔えなくて
時計を見て
そろそろAに電話しなきゃと、そっと部屋を出て
静かな場所を探していると、中庭にたどり着く。
A
昨日、泊まって欲しそうだったなぁ。
ー…帰らなくていいじゃん
あんな瞳で見つめられて
思わず、抱きしめそうになった。
我慢した自分を、褒めてやりたいぐらい。
でも、会っている間
ずっと、俺が隣にいる側が緊張していて
Aの心が、整理し切れてない事
分かっているから…
そんなAに、今
簡単に触れる事なんて、出来なかった。
「亜嵐くん？」
声のする方を見ると、涼太がいて。
酔いを冷まそうと、夜風にあたっていたらしい。
「大丈夫？」
携帯を持っている俺を、心配そうに見る。
多分、Aに電話しようとする今の俺は
疲労が目に見えるのかも。
涼太に相談した日
涼太は何かあった時の為に近くで待機してくれてたみたいで、すげえ、心配してくれていて
最悪な形でバレた状況を告げると
連絡がないから上手くいったんだと思ってた、って
涼太も、ショックを受けてくれた。
「ごめん、俺が正直に話すように、けしかけたから…」
涼太が責任感じたみたいで、謝られたけど
「違うよ」
「でも、隠し通した方が良かったのかなあって」
「そんなの、俺が無理だよ」
何が正解かなんて、分かんないけど
生々しい姿見せて
Aの中で、リアルに想像出来ちゃうような状況を作ったのは
この、俺だから…
「毎日、電話してるの？」
「Aが、ちゃんと気持ちの整理が出来るまで
今は、俺の誠意を見せるっつうか
信頼を、取り戻すしかないかなって」
「うん…」
「いつまでかかっか、分かんねえけど」
根気よく行くよって、無理に笑う俺に
涼太も切なそうに笑った。
無理に近づく事も出来ねえし
俺から距離を置くと、もっとAを傷つけるから
今、出来る範囲で
俺が出来る事を、していくしかないんだ。
アユミちゃんとのキスは、無かった事には出来ねえし
Aと別れる気なんか、ないから…
だから…
どうしたら、安心してくれる？
早く、Aの不安を取り除いてやりたくて
俺だって、必死なんだ。
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sakura13ryuji90(プロフ) - アユミちゃんの気持ちもわからなくはないです！私も好きな人がいるのですがその人には多分彼女がいて、しかもその彼女は私の親友とゆう複雑な感じでどうにも出来ないんです、主人公の女の子になりたいですねー！亜嵐くんはやっぱり優しい！！！ (2018年9月21日 0時) (
レス) id: a12dea4425 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 感想ありがとうございます！面白いのかなぁって気になっていたので、嬉しかったです。とりあえず、完結頑張ります！ (2016年5月22日 20時) (レス) id: 847e794d67 (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - この小説とっても面白いですっ！てかアユミちゃんなんなんですかね、はらたちます。切なすぎて切なすぎて…、はぁ続きが気になる。 (2016年4月11日 20時) (レス) id: 9270ca8be2 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - yurikaさん» ありがとうございます！続編喜んで貰えて嬉しいです(>_<)2人が成長する姿を書けたらと思いながら…前作を裏切らないように頑張ります☆ (2015年7月26日 7時) (レス) id: 808fbb2dfc (このIDを非表示/違反報告)
yurika - この小説好きなので続編読めてめっちゃ嬉しいです!! 更新頑張って下さい。。 応援してます(^^) (2015年7月24日 23時) (レス) id: e696601b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず
| 作成日時：2015年7月22日 18時
