case 11 ページ11
料理を作ってもらったから、洗い物はもちろん私で。
手伝うって、食器類を一緒に持ってくる亜嵐を
狭いから大丈夫って制して
リビングからすぐの、キッチンに立つ。
ホントに、おいしかったな。
今度アユミちゃんに、料理教えてもらおうかなぁ
なんて、思いながら。
リビングから聞こえてくる、楽しそうな声に
意識が向かう。
ア「亜嵐は他、好きな食べ物とかある?」
亜「え、何だろ。肉なら何でも好きだけど」
ア「ハンバーグ、とか?」
亜「おっ、いいねー」
きっと
今度作るって事だよね…
亜嵐も、どういうつもりで答えてるのか。
ちらっと、見ると
ベッドを背に
並んで座る、アユミちゃんの指が
亜嵐の腕に触れていて…
亜嵐の事は、信じてる。
けど、あんまり見たくない光景で
チクチク痛む胸
ムクムク膨らんでくる不安
なんか…
どっちが、彼女なんだか。
2人の笑い声を、聞きたくなくて
水の音でかき消すように、蛇口のレバーを上げた。
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sakura13ryuji90(プロフ) - アユミちゃんの気持ちもわからなくはないです!私も好きな人がいるのですがその人には多分彼女がいて、しかもその彼女は私の親友とゆう複雑な感じでどうにも出来ないんです、主人公の女の子になりたいですねー!亜嵐くんはやっぱり優しい!!! (2018年9月21日 0時) (レス) id: a12dea4425 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 感想ありがとうございます!面白いのかなぁって気になっていたので、嬉しかったです。とりあえず、完結頑張ります! (2016年5月22日 20時) (レス) id: 847e794d67 (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - この小説とっても面白いですっ!てかアユミちゃんなんなんですかね、はらたちます。切なすぎて切なすぎて…、はぁ続きが気になる。 (2016年4月11日 20時) (レス) id: 9270ca8be2 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - yurikaさん» ありがとうございます!続編喜んで貰えて嬉しいです(>_<)2人が成長する姿を書けたらと思いながら…前作を裏切らないように頑張ります☆ (2015年7月26日 7時) (レス) id: 808fbb2dfc (このIDを非表示/違反報告)
yurika - この小説好きなので続編読めてめっちゃ嬉しいです!! 更新頑張って下さい。。 応援してます(^^) (2015年7月24日 23時) (レス) id: e696601b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あず | 作成日時:2015年7月22日 18時