花女房 (ページ2)

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ロケが終わり、みんな相当疲れていたのかお互いに誰もご飯に誘うことなく帰って行った。

家に帰ってコップに水を入れてお気に入りの台の上に置きその中に取った花を生けた。

向井｢綺麗な色してんな～｣

花の近くで腕に頭を置き話しかけると風も吹いていないのに花は揺れ鼻先にあたる。

向井｢えぇ！人間の言葉分かるん？！｣

そんなことあるわけないのに、何故か嬉しくなって話してしまう。

向井｢じゃあ、俺の話聞いてもらお……｣

今までにあった面白かったこと、楽しかったこと、メンバーのこと、嫌だったこと、辛かったこと
独り言のように、だけど花に向かって夜耽けるまで話し続けた。

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向井｢うわっ！もうこんな時間や！｣

明日も朝早いのになんもしてへん。

とりあえずぱぱっとお風呂はいって寝るか。

向井｢じゃあな～また明日やな｣

そう言ってポンッと花びらをつつく。

向井｢話聞いてくれてありがとな｣

何だか心がスッキリした気分。