人生最大の恋愛は切ない恋物語

れおくん ページ9

【悠希】









悠「起きろ、バカ。」









あれから本当に寝た美以子。









案の定この程度では起きないこのバカ。









移動車の時みたいに起こそうとも思ったけど









撮影の現場だと気づき諦めておぶって移動する。









はぁ…俺の仕事増やすなよな…









なんて思う反面









まぁ…最近仕事ばっかりだったから仕方ないか









とも思う。









あ「…ZZzz…れ…お」









俺の背中で寝ている美以子の声が









耳のすぐ側で聞こえる。









悠「れ…お？…聞いたことねぇー」









犬の名前…とか？









確か犬飼ってた気がする。









オスかな？









なんて一人考えて納得。









移動車に着き後ろの座席に美以子を寝かす









悠「黙ってりゃ…可愛いのにな…









もったいね…笑」









スヤスヤ気持ち良さそうに眠る美以子









いつもは口が悪くてわがままで









憎たらしいこいつだけど









仕事で見せる真面目な姿勢や弱ってる姿、









すごく機嫌が良くてニッコニコな笑顔の時など









本当に同じ人間かよと思うほど変わる。









そう言えば…最近、こいつの笑顔見てないな…









なんて俺も疲れてんのかな。









無事美以子を家に届けて俺も帰路についた。

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