人生最大の恋愛は切ない恋物語

心の支え ページ34

【貴方】









あれから何となく気まずいまま









悠希と別れ、自宅へと帰ってきた。









あ「…ただいまーー」









帰って来るはずもないのに









毎日毎日こうやって挨拶をするのは









昔からの親の教えで









1人になった今でも何故かずっと抜けずにいた。









あ「クーは可愛いね〜♡」









私の大切な愛犬、









クーちゃんをゲージから解放してあげる。









私がどんなに心折れて、悲しくなっても









こうやって私の側にずっといてくれるクー。









本当にクーが居なかったら私…









どうなってたんだろう。









毎日寂しくて、悲しくて









きっと1人じゃ生きていけなかった。









なんて、最近こんなことばかり考えてしまう。









クーちゃんと少し戯れてたら









スマホから通知音が鳴り、ふと目で確認する。









あ「ん？…LINE？」









スマホを手にとって内容を確かめると









相手は…片寄さんからだった。

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