メンヘラ彼氏はアイドルで【向井康二】 (ページ3)

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嫉妬ページ3

『………ん…』

…あれ、寝てた？……康二はまだ帰ってきてないの？？

『電気…』

向「…起きたん？」

『！康二、いたの？？ごめんね、寝ちゃってて…おかえりなさい』

向「…電気、付けんといて」

『え？』

向「…何で、昼男とおったん？」

『！お昼ご飯食べようって誘われて。後輩の女の子も一緒だったよ。見てたの？』

向「…」

『…怒ってるの？？大丈夫、何も無いよ』

向「っAちゃんが何も思ってなくてもそいつは好きかもしれんやん！！！！」

『…連絡先だって持ってないし、ただ部署が同じだけ。今日だって他愛もない話をしながらお昼食べ終わって…直ぐに会社に戻った。本当に何も無かったの』

向「Aちゃんは分かっとらんから…！！俺は不安でたまらんのに、Aちゃんは俺にウソつくやん！！！！」

…嘘なんて、ついたことない

私は康二のために生きてるのに

『…はぁ』

向ﾋﾞｸｯ「っ！！た、めいき」

ﾊｯ『……今のは、違くて。…ねぇ、電気つけるよ』

向「っやめてや！！」

ﾊﾟﾁｯ『…！泣いてるの？？』

向「………もう、何も言わんから…嫌いにならんといて……」

『嫌いになんかなってないよ。…どうしたら、分かってくれる？私は康二が1番で、康二しか見てないよ。…私が他の男の子にこんなふうに近づいてるの見た事ある？？』

向「…ない……」

『でしょ？…私だって康二が不安になることしたくないよ。…今日は…ごめん。康二が嫌ならもう行かないから。……ねえ、泣かないで？』

向「…ごめん……俺、ほんまに嫌やぁ…Aちゃんのこと好きやねん……」

『分かってる。あーもう、かっこいい顔が台無しだよ』

向「…ほんまに俺がいちばんかっこいい？？」

『うん、少なくとも私の中では康二が1番かっこいいし大好きだよ』

向「………好きやで……」ｷﾞｭｯ

『…私もだよ』

どうして、この人はここまで敏感で、些細なことで荒れてしまうんだろう

私はこんなにもあなたを愛しているのに