日の鳥と不死鳥は夢の中【ONE PIECE】 (ページ5)

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酔った時のページ5

ついにその時がきた。

とでも言うべきだろうか。

授業開始から2分ほど遅れて、ようやくドアが開いた。

つまり新しい教師との対面だ。

なんて大袈裟に言うけど、ただの教師だ。

媚び売って、成績を上げてもらうだけの存在。

ただそれだけだ。

シャーペンをいじるために下げていた顔を、あげる。

すると、そこには___

｢はい、どうも。鳥越亮太です。遅れてすみませんでした。｣

確かにパイナップルだ。

ミホは顔の半分を隠して、笑わないように我慢してる。

わかりやすいけど。

｢今。パイナップルって思った奴、いると思うけど、俺は俺だから。俺流でいきます。｣

俺は俺。その言葉が何か引っかかった。

…あぁ、きっと、さっきの説教のアレだ。

にしても、この先生。

言葉遣いこそ丁寧だけど、なんだか気だるい雰囲気が漂っている。

第2印象はこんな感じかな。

と、思いながらシャーペンいじりに戻ろうとした時だった。

鳥越先生と目が合った。

その目は、しっかりと私を捉えている。

私は、お酒を飲んで、酔った時の彼の幸せそうな目が好きなんだよなぁ。

……あれ。

なんでそう思った？