日の鳥と不死鳥は夢の中【ONE PIECE】 (ページ34)

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ありがとうページ34

純白のドレスを身にまとった私は、

貴方にはどう映ってるんだろうか。

…その幸せそうな顔を見たところ、大丈夫だね。

結婚を報告すると、家族達は祝福してくれた。

なかでも父さんは、報告して部屋を出た後、

少し涙を浮かべたらしい。

ナース長のリリアから聞いた。

あぁ、そうだ。

今日の式場は、モビーディック号だ。

兄弟からは、どこかの島のチャペルが

いいんじゃないかと言われた。

だが私達は、知らない教会よりも、このあたたかい家(モビーディック号)で愛を誓いたかった。

料理はサッチ率いる4番隊が。

机等の設置はエースが中心になって、皆で。

ドレスとタキシード、メイクはナース達が。

式の進行は各隊長が。

_そして、スピーチは父さんが。

皆のおかけで、式は滞りなく順調に進んだ。

いよいよ、ウエディングキスがやってくる。

｢では、誓いのキスを｣

マルコの手が、ベールに触れる。

心臓の音が、止まらない。止まない。

ついに、あなたと結ばれる。

そう思って目を瞑る。

愛で、溺れてしまいそう。

好き、大好き、愛してる。

｢…ありがとう｣

『…！』

ふいに声が聞こえたと思ったら、

__唇が重なり合った。

柔らかい笑顔

芯のある声

やさしい目

頼りがいのある体

一生懸命な性格。

_その全てを

『愛させてくれて、ありがとう』