日の鳥と不死鳥は夢の中【ONE PIECE】 (ページ22)

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眠っていればページ22

警戒心を持って、外に出た。

久しぶりだからか、鼓動がうるさい。

マルコもそうなのかなぁ。

｢どこの扉もロックが掛かってるよい｣

開けられる扉も無いので、奥に奥に、と進む。

こんなのいよいよ罠じゃないか。

知ってて罠にかかることは、なんだか負けた気がしてならない。

5分程歩いただろうか。

行き止まりまでたどり着いた。

残る扉はあと1つ。

『ロックは掛かってないね』

意を決して、開く。

｢不死鳥マルコ、日の鳥A。｣

聞き覚えのある声は私たちの名前を呼ぶ。

｢ずっと眠っていれば、幸せだったろうに｣

『…やっぱりお前だったか、ハザール・ボイロ』

口ではああ言いながらも、心のどこかでは

ボイロが犯人だっていうことを否定していた。

なんせ、これでも家族だったのだから。

信じたかった。

『なぁ、訊かせてよ。なんでこんなことになった』

せめて、言い訳をきかせてほしい。

許させてほしい。

｢あは、無理。…ってのは嘘だよ。

まさか、目を覚ますなんて。すごいよ。

だから教えてあげる

_僕を撃破できたらね｣