日の鳥と不死鳥は夢の中【ONE PIECE】 (ページ12)

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出会いとページ12

Aの手のひらを見て、思わず驚いてしまった。

気をつけてた語尾が出て、結果、Aを傷つけてしまったんだ。

『今日はもう休もうかねい』

風呂は明日でいい、飯は食える気がしねぇ。

俺は寝床についた。

_俺がAと出会ったのは、俺が20歳で白ひげ海賊団に入ったばかりのときだ。

空に一羽の鳥がいた。

俺は、俺よりも豪華な鳥がいるもんだな、と空を見上げていた。

すると、その鳥は勢いよく、船に落ちてきた。

突然のことに目を瞑ったが、次、目を開けると

｢…お腹空いた｣

綺麗な衣装を身にまとった、派手な見た目の女が倒れていた。

衣装は、珍しい漢服。

勿論、そんなやつはこの船にいない。

『鳥が人間に……能力者かよい』

俺と似ているとは思ったが、警戒した。

なんてったって、この船には俺にとって大切なもんがいっぱいあるからなぁ。

すると、俺の大切な人の気配がした。

『オヤジ…！？なんでわざわざ…』

俺が喋り終わる前に、オヤジは女の傍へ歩いていく。

そして

｢グララララ！おかえり、娘よ｣

と言って、女の頭を撫でる。

｢ただいま、父さん｣

これが、俺とAとの出会いだ。