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十七話_ただ ページ20
姉さんは、また上手な作り笑いをする。
「…こんなつまらないお話は止めにしましょう」
つまらないのは姉さんのほうだろう?
その笑顔こそ、止めにしないか?
…言いたいことは沢山あるのに、何も言えない。
むず痒い。歯痒い。
俺はただ
助けたいだけなのに
そんな俺を残して、姉さんは病室から出ていった。
服の裾を、ギュッと握る。
手の骨が折れるくらい、強く。
『…なんでなんだ』
俺はただ
『姉さんに頼ってほしいだけなのに』
…?
今、なんて言った…?
頼ってほしい……この俺が?
『…嗚呼、そうか』
やっとわかった。
俺は、ずっと、姉さんに
『認めてほしかったんだな…』
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鈴錬 - なんか…感動します。ちょっとでいいからユキナリと絡ませてください! (2018年5月22日 21時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:獅月 | 作成日時:2018年4月3日 13時