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十三話_優しい顔 ページ16
『…ﾊｧ…ﾊｧ、ほんとやになる……』
後でリンタロウさんにお礼言わなきゃ。
でも、本当に殺人が起こるなんて。
信じられない。
『ミホさん…』
……私もそうなのだろうか。
『もし、私が狼なら…』
人を殺すのだろうか。
『…わからないや』
とにかく、植物室に戻ろう。
そして、探索だ。
目を背けてちゃ駄目。
…駄目なんだ。
「なにが駄目なん？」
胸がドキリと音を立てた。
『え、あ…ミサキさん、ですか』
そこにはミサキさんが立っていた。
何が駄目、か。
誤魔化しておこう。
『いや、1人だけ探索してないのは駄目だなぁと思いまして…声に出てましたか』
「あぁ、そうなん。声出とったよ」
そう言ってミサキさんは、ふっと笑う。
この人は、優しい顔ができる人なんだなぁ。
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鈴錬 - なんか…感動します。ちょっとでいいからユキナリと絡ませてください！ (2018年5月22日 21時) (
レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：獅月 | 作成日時：2018年4月3日 13時
