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#12《花が笑うとき》 ページ15






『ねぇ、藍くん』





花のように笑う君が好きだ。





-----



「やっほーー」


『藍くん、やっほー』


「大学の授業終わった?」


『うん、そっちはこれから練習?』


「そうやねん、朝から練習や」




俺はイタリア
Aは日本

俺がイタリアに行くと決めたときから
時差8時間の遠距離。




『大変やね、忙しかったら電話いいんだよ?』


「それは、あかん

俺が電話したくてしてるの」


『ほんとに?それならいいんだけど

たまには練習終わりの夕方とかでもいいんだよ?』


「それやとAは夜中やん、やからだめ」


『え〜、全然いいよ

いっつも藍くんが、朝ドタバタするでしょ?


それに終わったあとのほうがゆっくり電話できるでしょ?』




「うぅ、そうなんやけど、、

俺が自分で決めてイタリアに行ったわけやし
Aに負担かけたくないねん」






『負担じゃないよ?




藍くんのために起きてる時間はわたしにとっては幸せな時間だもん』




「っ、、なんなんっ、、も〜、、、」


『藍くん、何?顔隠したら見えない

なんて言ってるの??』





「なんもない!

Aが可愛すぎるだけ!!!」



『な、なに急に、、、びっくりする、、、』






「可愛いこと言うAのせいや」


『え〜?なんかわかんないけど

ごめんね?』


「ははっ、何も分からんのに謝ったらあかんやろ」


『ふふっ、そっか、そうだよね


ならどうしたらいいの?ふふっ』






朝日とともに花が咲いたように
柔らかく笑う君が可愛くて

俺の心を暖かくする。






「今度さ、試合終わりに電話してもええ?

そっちは朝方やと思うんやけどさ」


『うん、いいよ』





「試合終わったら



1番にAの声聞きたい」





『わたしも藍くんに1番に

頑張ったねって言いたい』







「Aが笑ってくれるだけで





俺、何でもできそうな気がする」




俺の心を暖めてくれる君の笑顔を
ずっと守れますように。




end.




.

#2《コーヒーと君》→←・



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美桜 - あむ…さん» そうなんですか!? いつか読める日を心待ちにしています まだまだ寒いのでお体に気をつけて更新頑張ってください! 応援してます (1月5日 0時) (レス) id: a3587cf79e (このIDを非表示/違反報告)
あむ…(プロフ) - 美桜さん» 美桜様、コメントありがとうございます。どの作品かな?って思っていたので追いコメントありがたいです。アイビーが美桜様の心に届いたようで嬉しいです。アイビーの未来のお話は少し考えているところもあるので、いつかお届けできたらと思ってます。 (1月4日 23時) (レス) id: c3ed15d929 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 下のコメント「アイビー」のことです こいつ何の話してんだってなりましたよね すいません (1月4日 22時) (レス) @page14 id: a3587cf79e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - いいお話過ぎて感動しました…泣 長編で過去とかそれからの2人がどうなったのかも見てみたいな・・・なんて思ったりして1人で悶えてます これからも応援してます! (1月4日 22時) (レス) @page12 id: a3587cf79e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あむ... | 作成日時:2024年1月1日 22時

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