【#コンパス】ブラックアウト【アダム】

06:スーの朝食 ページ9

コクリコside
「ふわぁ…、朝だー！」
ふかふかのおふとんからとびでて、コクリコのあたらしい一日がはじまる。
いそいできがえて、はやくあさごはんが食べたいなー。



下に行くと、あさごはんとうばんのジャンヌとスーちゃんだけがここにいたの。おいしそうなにおいもするね！
「ジャンヌ、スーちゃん、おはよう！」
「お早う御座います、コクリコさん」「…おはよう」
「今日のごはんはなーに？」
「スーさんの故郷でよく食べられていた物ですよ」
やいたおさかなと、ふしぎなスープ？ごはんもあるね。
「秋刀魚の塩焼き、味噌汁、白米」
スーちゃんがそっとゆびをさしておしえてくれた。
「ありがとう！コクリコもみんなとたべたいな」
「勿論構いませんよ、ね、『スーサイド』」
ジャンヌがふふっ、と笑った。だけど、スーちゃんはしーっ！と、口に手をあててたよ。もしかして、そのおなまえでよんじゃダメなのかな？

「冷めない内に食べましょう、頂きます」
「いただきまーす！」「いただきます」


「うわあ…！おさかなおいしいね！」
いつもたべてるおさかなとはまたちがうあじがするの！スーちゃんはまいにちこれをたべてたのかなー？
「ジャンヌって、料理が上手いのか…」
「気に入って頂けたようで何よりです」

おなかいっぱいになって、コクリコはちかくのソファでおやすみすることにしたよ。
なんか…、ねむいな……



「コクリコちゃんは僕のものだ」

…だあれ？………。

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