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アタリside

「黒ずくめだ…」
これが俺の第一印象だった。

Voidollによって連れてこられた新ヒーロー、【スーサイド】は、洋服は信じられない程黒くて、胸元のリボン以外は、ショートブーツも靴下も全部黒い。
「黒ハ彼女ニトッテ最モ好キナ色トナッテイマスカラネ」
「そうなのか…」
「黒が一番落ち着くような気がして。あまり奇抜な色は好きじゃないので」
スーサイドが喋った。思ったより声は低めだけど、歳は同じかもしれないな。
「そっか、これから宜しくね、スーちゃん!」
「スーサイドの、スー…?」
「そうだよ!」
リリカが早速あだ名をつけたみたいだ。あいつは戸惑ってるけど、リリカはここの仲間として少しでも早く順応させようとしてるのかもしれない。
俺もこのあだ名が気に入ったし、これからはそう呼ばせてもらおうかな。

「私と一緒に斬って切り合い斬り刻みましょ」
「少しでも仲良く出来たらいいかなー、宜しくねー!」
「これから、宜しくお願いしますわ」

…そういやさっきから桜華やマリアたちが喋らないのはどうしてなんだ?
目付きが凄い怖いんだけど……。

「…あのっ!一ついいですか!」
少しこわ張った感じでジャンヌがスーを見る。
「何でもどうぞ」
「そ、その…武器は何を使っているのですか?」
俺は面食らった。ジャンヌがそんなことを気にするとは珍しいし、そもそも初対面の相手に動揺するなんて…。
「…ナイフ。たくさんある」
スーは白いナイフ1本と、普通のナイフを5本くらい取り出した。光が反射して綺麗だ…。

周りからはおー、とか、かっこいいという声が聞こえてくる。
だけど、桜華やグスタフ、マリアやジャンヌ、ルチアーノにジャスティスまでもがスーを見たまま喋らない。
そして、アダムは俺らのなかでも明らかに、誰よりも動揺していた。いつもの優しい表情が崩れて、驚きと焦りに変わってる。

「な、なあ。みんなどうしたんだよ」

俺の問い掛けは、誰にも答えられず虚空に消えた。
と思ったけど、少しの沈黙の後にグスタフが口を開いた。


「こいつは戦争をしている奴等や殺し屋とかならみんな知っている奴でな、言うならば悪魔だ」

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りっちゃん(プロフ) - おもしろいです更新待ってます! (2018年2月24日 12時) (レス) id: f6bf2e6cd0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラメント - ありがとうございます、まだ書きかけですが頑張ります (2017年10月16日 16時) (レス) id: a111f5c854 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 面白そうですね...!続き、待ってます!((o(。>ω<。)o))ワクワク (2017年10月15日 20時) (レス) id: 4077a40fbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラメント | 作成日時:2017年10月15日 7時

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