【A3】Actress (ページ4)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:3,539 hit

Actress03 ページ4

「はぁ？」

「んだよ、てめぇ」

「お兄ちゃん、ごめんなさい、私が黙ってたから怒ってるんだよね？ごめんなさい、心配かけたくなかったの、彼らには私がちゃんと話するから、だから、先に家に帰ってて？後でちゃんと話そう？」

「はぁ？何のこと、、」
「お友達さんも、巻き込んでごめんなさい。お兄ちゃんに頼まれたんですよね？本当に、ごめんなさい、ちゃんと私が話しつけるから、だ、か、ら、ほら！早く！帰って」
「は？ちょ？んだよ、、、」

私は2人の背中を押す。

「お兄ちゃんが、ごめんなさい、それと、ちゃんと話しましょ、でも、私はあなた達の方にはつかない。忘れないで」

「え？何々？さっきの喧嘩もストリートACTだったの？」

とりあえず周りはストリートACTと思ってくれたみたいだか良いけど、この人たちは中々納得いってないみたいだな。
やっぱキツかったかな、、、？
後何か１つあれば、、、

東「お巡りさんこっちです！こっちでケンカが！」

「やべ。」
「行こうぜ。」

お巡りさんという言葉に反応し不良2人は走ってその場を去って行った。

東「ふぅ、大丈夫？きみも、女の子なんだから無茶しちゃダメだよ？」
「あ、はい、すみません、ありがとうございます」

万「警察は？」
東「あれは、こういう時の常套手段」
十「でまかせか」

でまかせでも助かった。私だけじゃあの2人を追い払うことが出来なかっただろう。

東「僕の演技もまぁまぁだったでしょ？2人の友情本当にドラマみたいだったよ、あと、君の咄嗟の判断もね。これ、君たちの劇団のチラシ、もらって行ってもいいかな」
十「あぁ」
東「ありがとう」

「どうしたの？」
東「あ、すみません、今行きます。それじゃあ、舞台頑張って、君は一度病院へ行った方がいいよ」

そう言いながら美人なお兄さんは派手な女の人と歩いて行った。
すごく独特の雰囲気を持つ人だったなー。