Actress02 ページ3
「ヤンキーもののストリートACT?」
「面白いじゃん」
ーなに?ストリートACT?
どんな人がやってるんだろう。と思い目を向けると、見た目からしてヤンキーに見える2人がいた。
万「あぁ?なめてんのはどっちだ、ボケ」
十「あぁん?てめぇに決まってんだろ、ワンレン」
万「ワンレン悪口に使うなハゲ!」
「ぷっ、なにあれ、面白いじゃん」
周りの人たちが面白そうにチラシをもらって行く中聞こえてきた単語、MANKAIカンパニー。
ーへぇ、劇団の子達だったのか。
チラシがかなりはけたみたいで、さっきワンレンと言われていた子がその場を立ち去る。
休憩にでも行ったのかなと思っているとなにやら不穏な空気が漂う。
近くに不良みたいな2人組。さっきの子の方へ向かって行くみたいだった。
十「黙れって言ってんだよ!」
「え、なに、喧嘩??」
周りの人たちも騒ぎ出す。
これは、ストリートACTじゃなさそうだな。
「今ならボコれんじゃね?」
そう聞こえたと同時にさっきの子が殴られる。
「ねぇやばいよ、あれ喧嘩だよね?」
周りの人たちも止めようとしない。
ひそひそと声だけが聞こえるけど、誰も関わろうとしない。
万「おい、何してんだ、てめぇら!」
大きな声を出しながらさっきのワンレンの子、確か万里?って言われてたかな?彼が戻ってきた。
それでも不良2人の挑発は止まらない。
万「ふざけんな」
いよいよ、やばいよね、劇団の子が手をあげたら意味ないよ。なんのためにあの子が黙って殴られてたと思ってるの。
ー仕方ないか。
万「てめぇら、マジでぶっ 殺 す!」
「お兄ちゃん!もうやめて!!!」
私は彼らの間に飛び込んでいた。
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作者名:姫里 | 作成日時:2017年5月28日 21時