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アルバム-22 ページ26

そのあと二人の時間をのんびり過ごした。







話したいことはたくさんあったので、お互いに、口は休まず動いていた。







宮脇「そろそろ戻るね。







………あ、明日は私部活があるから午前中はいないの。









お父さんも今夜帰ってくるから顔出せるかわからないから………。」










鈴鹿「どうしたの？」










宮脇「今日の、夜……。また来てもいいかな？」









鈴鹿「もちろん。待ってるね。」








宮脇「え、いいの？」








鈴鹿「むしろなんでだめなの？」









宮脇「一日三回会いたいとか重いかなぁって……。」










鈴鹿「そんなことない、嬉しいよ。俺も……その、会いたいと思ってる、から。」










宮脇「それならよかった。」









そう言うと奈々ちゃんは俺の方に身体を寄せて、耳元で囁いた。














宮脇「じゃあ、また後で…………ね？」









離れ難くて、思わず奈々ちゃんを強く抱きしめた。










鈴鹿「うん、またあとで。」










手を緩めても俺に抱きついている彼女を見て、やっぱり可愛いな、と頬が緩んだ。







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奈々ちゃんの話から考えると、彼女の政略結婚は彼女のお父さんと相手のお父さんが取り決めたものらしい。









本人達は納得いってないのにね。










彼女を守りたい。彼女を幸せにしたい。










隣には、奈々ちゃん以外考えられないのだ。









お父さんは政略結婚することが私の幸せだって考えてるみたいで。








でも彼女は違うと言った。









俺と一緒に居たいと言ってくれた。










今夜、奈々ちゃんのお父さんは出張から帰ってくる。









明日、午前中奈々ちゃんは部活。










明日の午前中に、奈々ちゃんのお父さんに直接話をしてみよう。









俺からお願いしたところで何も変わらないかもしれない。









でも、彼女の幸せは、彼女自身が決めるものであってほしい。









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翌日









宮脇「いってきまーす。」








斎藤「いってらっしゃーい！」










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斎藤「おはようございます。どうかなさいましたか？」










鈴鹿「ここの支配人の方はどこにいらっしゃいますか？









お世話になっているので一度ご挨拶したいと思っているのですが……。」

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