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『私が、あの時じゃあねって言わなければ良かったとか、ちょっと様子が違ったの聞いておけばよかったとか、寝たら会えないのが本当になっちゃう気がして、春馬くんに追いつこうって頑張ってたのに、何のために仕事してるかわかんなくなった、』
「A、」
『続けていく意味が分からなくなった…』
「…」
『なんで私のこと置いてっちゃうの…』
『頼りなかったかなあ…？私、子どもだからさあ、？』
「いいから、お前は悪くない。…誰も悪くないんだって」
Aが泣いたのはあの日以来初めてだった。
その日の撮影は終わってたから、Aと一緒に結城さんの車に乗ってAの家に。
「仕事の調整してくるから」ってそのまま車を走らせた結城さんを見送ってまだふらふらとしているAをソファに座らせて。
お願いだから、ってほぼ無理やりゼリーを食べさせて、ベッドに連れていったけどやっぱり寝られそうに無かったA。
『亮、』
「ん？どうした？」
『ここいて、』
「いるよ、大丈夫。だから寝な？」
『ん、頑張る…』
目を閉じたAが暫くして寝ながら涙を流してるのを見て、きっとこの子はこのままじゃ壊れてしまうと思った。前を向かせたいわけじゃないけど、それでもAが心から笑顔になれるような日が一日でも早く来ないといけないと思った。
そこからの俺の行動は早くて、環奈ちゃんに電話で事情を話したら「すぐ行きます」って家に来てくれた。こういう時の彼女のスピードは凄まじい。
Aの寝顔を見て「私がここに帰ってきてAと毎日一緒に寝ます」って笑った彼女に「ごめんね」って謝ると「ううん、私もAのこと同じくらい心配してるから。それにAと暮らせるならそれは幸せなことだし！」って言いながらAが眠る寝室の方に向けた視線が俺と同じくらい優しくて、この子がいれば多分Aは大丈夫だと思えた。
それから2人で「なるべくAが起きた時にあったかくしよう」って話して賢人も呼んで、3人でAの話をしながら勝手に飯作って食べて、いつも通りにしてたら数時間して起きてきたAが『…なんか増えてるし、笑…いい匂いする。』
って久しぶりに見せた笑顔。
隣を見れば何故か泣いてる賢人に今度は3人で笑って、こうやって少しずつAが前を向けるように、この世界で生きていたいと思えるように傍にいたいと思ったんだ。
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依茉(プロフ) - 那由多さん» 時間かかってしまうかもしれませんが、書きたいなと思っていたので書きます!!リクエストありがとうございます( ･ ･̥ )♡ (2022年2月1日 21時) (
レス) id: aaf4a14dea (このIDを非表示/違反報告)
那由多(プロフ) - ありがとうございます！2の方で書かれていたなあちゃんの誕生日に薔薇を100本送る健人くんのお話が読みたいです！可能であればTwitterで書いていただきたいです！よろしくお願いしますm(*_ _)m (2022年2月1日 20時) (レス) id: be4804b7f9 (このIDを非表示/違反報告)
依茉(プロフ) - 那由多さん» ありがとうございます!!幼さ狙ってるので気づいて貰えて嬉しい…リクエストもちろん大丈夫です！ (2022年1月30日 10時) (レス) id: aaf4a14dea (このIDを非表示/違反報告)
那由多(プロフ) - 3作成おめでとうございます！天てれのなあちゃんはいつもよりちょっと幼い感じがして可愛いです♡リクエストってしても大丈夫ですか？ (2022年1月30日 7時) (レス) id: be4804b7f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依茉 | 作成日時：2022年1月28日 0時
