〃 ページ14
「なんでもっと早く起こしてくれなかったのぉ〜!?」
『だって気持ちよさそうに寝てたから?』
「要らないでしょ俺に耳は〜!!」
五分後…な訳もなく、大体一時間程経ってやっと悟は目を覚ました。
勿論起こさないよう内緒で耳を撫でたり尻尾を撫でたり写メったりと堪能したAでした←
そしてやっとAに猫耳が無くなった代わりに悟に生えている事実を認識したところである。
「まぁ?俺みたいなナイスガイなら猫耳すら似合っちゃうけどさ?」
『おうメチャクチャに会ってる。凄ぇ可愛いぞ』
「そこは突っ込んでよ恥ずかしい…でもさ?よりによって今日じゃなくても良くない!?」
悟が頭を抱えるのも無理はない。
前回は東京観光を満喫したのだから今回は東京の街並み、つまりショッピングを中心に回ろうと予定を立てていたのだ。
行ってみたいお店や興味のある場所等を連絡し合い楽しみにしていただけに、当日のキャンセルはダメージがデカかった。
『流石に猫耳生やしたまま街中を歩くのはな。まぁ俺なんて悟に会いたい気持ちの方が勝ったから新幹線に乗ったがいつバレるかと冷や冷やしたぞ』
新幹線ならまだ席に座って時間が経つのを待つだけだからバレる危険は少なかった。
しかし、何故機内でもフードを被っているのだろう?と視線を感じたのは否定できない。
その点街中ならフードを被っていても違和感は無いのだが問題は人口の多さだ。
フードにしろ帽子にしろ人とぶつかった拍子に脱げてしまう危険がある。
『俺は引き続きお家デート続行でもいいぞ。昨日見てない映画を見たりさ』
「ううっ…A優しい」
『俺は悟と一緒に入れるだけで嬉しいからな』
「ん"ん"っ好き」
むぎゅっと抱き着いてきた悟に、俺もだぞと言いながら頭を撫でてやる。
気持ちよさそうに目を閉じ尻尾がゆらゆらと揺れている。
昨日の自分もこんな感じだったのだろうかと内心軽く笑ってしまった。
普通に頭を撫でる手から髪に指を通し手櫛のように、毛並みを整えるような撫で方に変えれば悟の喉がゴロゴロと鳴った。
『これ気持ちいい?』
「んん〜」
『(…何かこれは、危ないぞ)』
返事に出た声は気持ちよさそうに、とろんとした声。
正直昨日の事を思い出してムラッとしてしまったAだったりする。
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晩鶴紫呉(プロフ) - いえいえ!むしろ私が忘れてました (2021年4月1日 17時) (レス) id: 9a7d0082b8 (このIDを非表示/違反報告)
あくと(プロフ) - らっこさん» 現在は0巻のストーリーをコツコツ書き進めております!0巻が終わったら原作編に行きますので、もう暫しお待ちください!……なるべく早く再開したいです!リアルが忙しくて時間が取れず恨めしい(苦笑) (2021年3月17日 20時) (レス) id: 9b51245cfc (このIDを非表示/違反報告)
あくと(プロフ) - らっこさん» わぁ!!お返事が遅くなってしまい申し訳ありません!!そして当小説をとても好いてくださる気持ちがたっぷり伝わる温かいコメントをありがとうございます!!(嬉泣)自分は男主は攻めが好物なので逆に攻めの夢主しか書けないんですw喜んで頂けて嬉しいです!! (2021年3月17日 20時) (レス) id: 9b51245cfc (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - あ、でも本当に無理しないでくださいね。神作者様...というか推作者様を無理させてしまうのは望んでいないので!あくと様のお好きなように書いていただければ自分は満足です...! (2021年3月11日 22時) (レス) id: b2f3d77b53 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 最強さん攻めが多いのでうれしいです!いろんな感情たかぶらせながら何回も読んでます笑続き楽しみです。無理しない程度でいいので更新頑張ってください!呪の器さんが登場する原作偏も読みたいです。楽しみカ楽しみがありすぎて逆に辛いっ...笑 (2021年3月11日 22時) (レス) id: b2f3d77b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あくと | 作成日時:2021年1月28日 20時