my world is you 〜私の世界は〜 hiroomi.T

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「意外と涼しいね〜」


ﾜﾝ





夏なのに、



意外と過ごしやすい温度だ。






あーあそこの店今閉店かぁ〜？




随分遅くまで頑張るなぁ…





なんて呑気なこと思っていると、








ﾜﾝﾜﾝ





ﾜﾝﾜﾝｯ




ﾜﾝﾜﾝｯ！！






「さらんちゃんどうしたの？？」






ずっと一点を見て吠えている



そういう系無理よ私。






ん？






誰かいる？









こんな夜にこんな公園くるか？？普通。









「ちょっと！！！」






さらんちゃんが…言うことを聞かない







あっちの公園に行っちゃった…






やだやだ。





迎えに行きたいけど行けない…







怖い。






でも…




愛しのサランちゃん♡





私は行くぞ！！







と、公園の入口から入り







あれ？







あ「さらーん？？さらんちゃん？」









え、どこ？？









？「あの…もしかしてこのこの飼い主さん？」









あ「へ！？｣



不審者…？？




やばい。






夜なのにサングラス



黒いマスク



黒い革ジャン。




とにかく黒いよ…



でも、

あ｢あ！さらん！！…ありがとうございます！」





さらんはっけん！




不審者さんに素直にお礼を言って帰ろうと思っていたら









？「A？？」









え。なんで名前知ってんの。









あ「…何ですか？なんで名前…」



すると





不審者さんはマスクをとった






あ「へ！？なんでこんな所にいんの！？」






そこに居たのは






登坂でした。









臣「こいつの散歩」






と、








こいつ呼ばわりされてしまったかわいいかわいいチワワ。









あ「え！？かっわいい〜♡名前は！？」









臣「そうる。」









あ「そうる〜♡可愛いね〜♡うちくる〜？♡」








ﾜﾝﾜﾝｯ！！







あ「きたいの〜？かわいい〜！！」








臣「Aって、犬の前だと人が変わるんだな。」









あ「ねえ！そうるくんうち来たいって！連れて帰りたいんだけど」









臣「は？俺の夜のお相手いなくなるじゃねえかよ」









あ「なんか…登坂が言うとさ……うん。そっちに聞こえる。」









臣「変態。」









あ「変態じゃないし！！」






臣「とりあえず、だめ。」






あ「やだ。じゃあさ、すぐ帰すから〜」









臣「じゃ、俺付きならいいよ」




あ「え。」
とか言いつつ…結局

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