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♪ ページ7
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「どうした？」
「あのね？」
「ん？」
「ずっとみてたいくらいたのしいな」
その言葉と笑顔が、とても可愛くて嬉しかった。
「そ、そっか」
「にーちゃんのギターひいてるのかっこいいし、たのしそうなかおだからさともたのしい！」
「俺楽しそうな顔してんの？」
「うん！」
そうだったんだ。
無意識かな。
「もっともっときいてみたいなぁ」
さとしがそんなことを言うからつい言ってしまった。
「夏休みの間ならいつでも来な？俺ここでギター弾いてるから」
「やったぁ！」
誰に聴かせるわけでもなかったものを、誰かが楽しみにしてくれる。
こんなに嬉しいのは、久々な気がする。
「またあしたね！」
手を振るさとしに同じように手を振った。
夏が、少し好きになったかもしれない。
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作者名：碧空 | 作成日時：2013年8月18日 23時
