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「ホントに来たんだな」
公園に到着してギターを弾いてると、昨日のように足音がした。
「だってやくそくしたもん、こんばんはぁ」
「おう」
「なにひくの？」
「ん、適当？」
「ふぅん」
俺の目の前に体育座りした。
「聴くの？」
「うん、きくの」
「ホントに適当だよ？」
「いーのぉ」
いいっていうから、ホントにいつも通りやってた。
たまに見てみると、ギターと俺を交互に見てて目が合った。
そしたらにっこり笑うんだ。
だから目をそらして気づかないふりをした。
弾きながら聞く。
「名前は？」
「さとしー」
「へー、ここに来て怒られないの？」
「ちゃんといったからへーき」
「見てて楽しい？」
そう聞いてみたら、さとしはなにも言わなくて思わずギターを弾くのをやめた。
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作者名：碧空 | 作成日時：2013年8月18日 23時
